概要
発売は1975年に遡り、現在(関東地方に於いて)は「ペヤング=カップ焼きそば」と言うほどの知名度を誇る。
ラーメンタイプの「ペヤングヌードル」も販売されている、味は「しょうゆ・みそ・しお」の3種類。
※以下「ペヤングソースやきそば」関連について解説する。
種類が通常サイズと大盛りと2個分の超大盛りがある。
語源は「ペア」「ヤング」から取得、といわれている。
近年では激辛や蕎麦風、イカ墨などのバリエーションが登場している。
変わり種では、マカ粉末などを入れた辛めの「夜のペヤング」なんていうものも。
長年具材と麺・調味料を入れた二重のプラスチック製カップにそのままプラスチック製のふたをしただけという古風な売り方をしていたため、だばぁ(ペヤングだばぁ)の悲劇を起こしやすい事でも有名であった(リニューアル後のカップ麺はふたがシールで密閉されだばあしない)。
(最近はそうでもないが)実はほぼ関東地区にしか普及していないローカルなカップ焼きそばで、関東民が別地方に出かけた際にペヤングが主流で無い事にカルチャーギャップを受けることもあったりする。全国的には「日清焼そばU.F.O.」の方が有名であり、北海道に至っては「やきそば弁当」一強ぶりが凄まじい。
あと、桃鉄シリーズの貧乏神のモデルである榎本一夫(えのん)氏の主燃料の一つとして一部で有名であり、氏の開発したペヤング算なる計算式も存在する。「えのんがレギュラーを務めた『ジャンプ放送局』でペヤングのの存在を知った」と言う非関東民も多いだろう。
なお、その貧乏神と関わる歴史もあってか? 現社長の親族である丸橋嘉守(よしもり)さんの手によって、ペヤングならぬヨシモリブランドで「超ボンビーやきそば」なる商品が2019年年末に発売された(取り上げたねとらぽ記事)。サイズは超大盛と同じだが、通常の超大盛には入っている加薬やソース、スパイスなどが入っていないバージョンとなる。
ペヤングの謎肉(鶏ミンチ)は苦手な人がいるためか、これを付属していないヨシモリは割と高評価である。
リニューアル後の動き
2014年12月、全国のペヤング愛好家に衝撃が走った。内部へのゴキブリ混入が確認されたのである。しかもその後の対応が悪かった(発見者を自作自演のクレーマー扱いしたものの、その後の調査により「ゴキブリを揚げた油は9割以上の確率でまるか食品で使われているものと同じ」という調査結果が出てしまった)。これにより、自主回収および販売休止の事態になった。
販売中止を惜しむ愛好家も多く、ネットオークションに於いてプレミア価格で購入する者まで存在した。
代替としては東洋水産やきそば弁当・焼きそばバゴォーンが比較的近いものとしてあったがローカル商品であり、多くの人がペヤング難民と化した。
衛生のために工場内をリフォームした他、異物混入を防ぐためにカップを一般的なカップ焼きそばと同じスチロール製に変更。そしてふたがシールで密閉されるようになったことでだばぁの心配もなくなった。
同年5月19日、製造・販売の再開が公式でアナウンスされた。
ところが反響は予想以上であり、そのため関東地方以外の地域の販売再開が7月以降に延期されるハプニングもあった。
関東地方の販売は6月8日からで、当初は通常サイズのソース焼きそばのみであった。
リニューアル後は、インパクトあるバリエーションのペヤングが立て続けに現れている。
2016年3月、廉価版の「ペヨングソース焼きそば」が発表された。
ペヤングの意匠を残した、いわば「ミニサイズ」版で100円ショップでも販売されている。
2018年、超大盛りよりも特大の「ペヤング超超超大盛GIGAMAX」が販売。
ボリュームが何と通常サイズの4倍。カロリーが2142kcal(1食で成人男性が1日に必要なカロリーの大部分を補える量)。まあ、常人ではまず完食できない。CMでのマツコデラックス氏はしたことになってるが…。
また、同年に激辛を更に辛くした「ペヤング 激辛やきそばEND」が発売された。ペヤングシリーズはおろか日本で市販されているインスタント麺の中でもトップクラスの激辛であり、韓国で有名な激辛ブルダック炒め麺に匹敵する。
2020年、ENDの3倍の辛さである「ペヤング 獄激辛」が発売された。閻魔大王が描かれたパッケージが目印であり、味も地獄に相応しい激辛と言える。
同年、ペヤング史上最大級の「ペヤング超超超超超超大盛やきそばペタマックス」が販売。
GIGAMAXの更に二倍、というとんでもない物量である。カロリーは4184kcalにまで達し、塩分に至っては食塩相当量24.6gと、食塩中毒で病院送りになってもおかしくない(体重60kgの人の場合、致死量は30~300gとされる)レベルであり、パッケージに「絶対に1人で食べないでください。」と、往年のホラー映画のサスペリアを思わせる警告文が印刷されているほどである。
2021年、獄激辛をカレー風味にアレンジした「ペヤング 獄激辛カレー」が発売。更には子供向けのペヤングともいえる「ペヨちゃんやきそば」が爆誕した。
2022年、極激辛を超える辛さの獄激辛Finalを発売した。
2023年、セブンイレブン限定でウマ娘プリティーダービーとコラボしたペヤングをリリース予定で『ゴルシ印のソース焼きそば×メイショウドトウの超激辛』のハーフ×ハーフとなる模様。
また年に数回のペースで「ゴーヤMAX」「アップルパイテイスト」など期間限定の珍品(キワモノ)を出すことでも知られており、毎回ネットをざわつかせている。
『ジョブチューン』の取材によれば、そういったキワモノ路線を出すことで消費者は「やっぱり普通のペヤングが一番美味しい」と思ってくれるのだそう。
関連タグ
ペヤングソースやきそばの日:ペヤングが最初に発売された日にちなんだ記念日。
デビッド・クルサード(顔がそっくり) 川澄綾子(やはり顔がそっくり)
カードファイト!ヴァンガード:ヴァンガードカード入りのペヤングを出したことがあった。
アサルトリリィ:アニメ版第九話にてコラボし、Twitter上で話題となった。
場地圭介:東京リベンジャーズの登場人物。好物はペヤング。愛称はペーヤン。
井上正大:自信の参加する『GGE CHANNEL』にて、激辛ペヤングを二つ、更にデカ盛りも食べさせられた。