概要
『新宿野戦病院』は、2024年7月からフジテレビ系列で放送される水10ドラマ。
歌舞伎町の病院を舞台とした「救急医療エンターテインメント」。脚本は宮藤官九郎が担当。同局では『ロケット・ボーイ』(2001年)以来23年振りであり、初の医療ドラマとなる。
小池栄子と仲野太賀がW主演を務める。主題歌はサザンオールスターズの『恋のブギウギナイト』。
あらすじ
舞台は新宿にある「聖まごころ病院」。そこにはワケありな背景を持つ患者たちが多く集っていた。そこにアメリカ国籍の元軍医ヨウコ・ニシ・フリーマンが現れる。そして彼女は町の問題を明るく照らしていく。
登場人物
- ヨウコ・ニシ・フリーマン(演:小池栄子)
医師。「聖まごころ病院」に勤務。アメリカ国籍の元軍医。
ニューオリンズで生まれ、父親のような医者になるために26歳で医師免許取得。しかし、医学部に入学した直後に父親は他界した。その後、13年間軍医として働いていた。理由は「戦地だと誰の生命も平等だから」とのこと。そのため、「年齢・善悪・貧富の差関係なく平等に人の生命を救う」ことをモットーとしている。
聖まごころ病院が二次救急である現状を憂い、二次救急にも三次救急にも対応できる2.5次救急を目指している。
軍医時代に死に際の兵士に「生き別れた兄に渡してほしい」とクッキーの入った箱を託されたことで彼の兄を見つけ出して渡すために帰国。(なお、箱の中に入っていたクッキーは戦地で全て綺麗に平らげた。)帰国後、歌舞伎町のスポーツバーで外国人と酒合戦を繰り広げ勝利。しかし、飲みすぎて路上で気絶し聖まごころ病院に搬送された。搬送後、病院内で大暴れ。だが、本人はその事を何も覚えておらず亨に触られたと訴えていたが、岡本がたまたま暴れている様子を撮っていたことで即座に嘘だとバレてしまい、「私じゃない」と反論。終始不機嫌なまま退院した。
その後、啓介から外科医として働かないかと誘われるが日本で医師免許の取得が必要だということが発覚し、啓介からは「それまで待つ」と言われた。
しかし、難民の患者と急性アルコール中毒と頭を強打したことによる急性硬膜下血腫で倒れた患者を救うために手術を決行した。
その腕を買われ、日本での医師免許が未取得であることは目を瞑り「聖まごころ病院」に正式雇用された。
英語は喋れるが、母親譲りの岡山弁の影響や本人の性格もあり、かなり雑な発音になっている。
後に帰国の理由が上記のクッキーの箱のみならず、軍医時代の同僚の恋人で親友でもあるアンナの薬物中毒を止めるべくクスリを全部トイレに流すだけでなく、マフィアの倉庫にあったクスリを全部燃やした結果、その組織に狙われることとなり、日本へ帰国せざるを得なかったという事情があったことも明かされた。
更に、啓介の告白により彼女が啓介とリツコとの間に生まれた子供で、はずきの異母妹であることが判明した。
そのことは大方本人も察していた模様。ただし、父親とは認めておらず「スケベじじい」呼ばわりしている。
2025年時点でやっと国家資格に合格し、医師免許を取得。勝どき医療センターで研修医として勤務することになった。
しかし、その直後に日本にルミナウイルス(通称「歌舞伎町ウイルス」)が蔓延。その対応に追われることになった。
2週間休みを貰う形でまごころにもルミナウイルス対策病床の設置と動線の確保を指揮した。
第1波が過ぎ去った後、テレビに生出演した際に第2波が来ることを危惧し国民と政府に危機感を持つよう警告した上で、「歌舞伎町ウイルス」という名称を変更するように頼んだ。
その後、ルミナウイルスの陽性反応が出てしまい感染。2週間隔離となったものの無事に復帰した。
しかし、今度は無免許で医療行為を行っていたことが週刊誌にスクープされることになり、不法就労により医師法違反で免許剥奪の危機に陥る。しかし、全て事実であるためその運命を受け入れて逮捕された。
2027年時点では、何故か国境なき医師団に所属して海外で多くの人を救っていた。
- 高峰亨(演:仲野太賀)
「聖まごころ病院」勤務の美容皮膚科医。麻酔の勉強のため叔父の計らいで「聖まごころ病院」で働くことになった。将来、独立して美容クリニックを開業することを夢見ている。女性の肌の実に敏感。
舞との交流を経て、港区女子達に面白さを感じなくなり舞に好意を寄せていくが、彼女にフラれたためあっさり諦め、今度はヨウコに乗り換えた。とはいえ、ヨウコが啓介の実子だったことは知らなかったため、聞いた瞬間唖然としてしまい、意気消沈。また舞に乗り換えており、とにかく恋愛面は情緒不安定。
そして、(月曜日限定だが)診療室に念願の美容クリニックを新設。ホストへの体験入店、大々的な宣伝といった父親の尽力、人気インフルエンサーだったヨウコの母・リツコによる拡散などもあり、予約が殺到するほどの大盛況となった。
しかし、とある韓国人が別の美容整形外科で打ったヒアルロン酸による血管閉塞を処置したところ、その事実がいつの間にか「自分たちが引き起こした医療事故」と曲解されて拡散されてしまい、風評被害を受けて閑古鳥が鳴く事態になってしまった。
叔父の命令で形成外科の勉強も行うようになり、専門外の対処もできるようになった。
ルミナウイルスに感染していたが、奇跡的に抗体を獲得したため無症状のまま2週間隔離となり、復帰後ルミナウイルス病棟の医師として正式に任命された。
その後、2027年時点で引退した啓介に代わって院長に就任した。
周辺人物
- 南舞(演:橋本愛)
NPO法人「Not Alone」新宿エリア代表。歌舞伎町のイメージ改善及び歌舞伎町に住む人々や外国人就労者の生活支援のために働いている。
その一方で、彼女らしき女性が全身黒の衣装に身を包みとあるラブホテルに向かっていく姿を岡本が目撃していたが、後に客の証言でSM嬢としても働いていることが判明した。ちなみに、15万円/2時間。後にあかねに後を託して引退している。
父親は「風俗王」の異名を持つ大金持ちであるため、株主優待券を大量に持っている。
勇太に好意を寄せているような描写があるものの、怒っているのか誘っているのかよく分からないツンデレな態度を取っているため理解して貰えない。
亨から好意を寄せられているが、本人曰く「面白くないもん。自慢話ばかりで。」とのことで、【人としては嫌いではないが、男としては好きではない】らしい。
2025年時点でも引き続き働いていたが、ルミナウイルス蔓延により自粛警察が投石や脅迫を行ったことで若いスタッフを守りきれなくなり解散。
その上、立ちんぼやパパ活が蔓延を機に結果的に一掃されたため、「私たちのしてきたことは何だったのか。ウイルスにすら負けるのか。」と本心を吐露しながら怒りを顕にしていた。
それに加えて、SM嬢であることがネット上で暴露されたため、余計に歌舞伎町に居づらくなり、消息不明となる。
しかし、時期は不明だが戻って来ていたようで、嫉妬心からヨウコが無免許で医療行為をしていたことをポストしてしまった(すぐに削除したが)。その結果、拡散してしまい週刊誌のスクープに繋がってしまった。逮捕直前にヨウコに謝罪したものの、ヨウコから頼まれて聖まごころ病院の心理カウンセラーになった。
- 岡本勇太(演:濱田岳)
新宿・歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する警察官。歌舞伎町内のトラブル対応に四苦八苦している。「聖まごころ病院」の医師達とは顔見知りで冗談を言い合える程度の関係性は築いている。
『戦場のメリークリスマス』の大ファン。
舞がSM嬢だったことは知っていたが、亨に言えないまま2ヶ月放ったらかしにしていた。
2025年時点でも相変わらず交番勤務だが、レイシスト達のデモ対処に追われることになる。
- 高峰啓三(演:生瀬勝久)
亨の父親。啓介の弟。不動産コンサルタント。採算の取れない病院をどうにかして有効活用しようと説得しており、外科医が見つからなければ病院を売り飛ばすと条件を突きつけた。
極度のSM好き。舞の常連客でもある。
啓介とは幼少期の頃から険悪な関係で、兄への嫉妬から反抗的な態度を取り続け、彼を避けるかのようにディスコに入り浸り、紆余曲折を経て現在の職業に就く。
それでもまだある程度良好な関係だったが、妻の死を機に兄を憎むようになり、医者嫌いもますます加速。健康診断は13年間も受けていなかった。
ヨウコが日本の医師免許を持っていないと知った際には兄が自分を騙したことにブチギレていたが、亨に反抗された上に背中に激痛が走るなど踏んだり蹴ったりだった。
しかし、背中の痛みを全く気にせず周囲の心配を他所に横柄な態度を取っていたが、先輩である刈谷の検査入院を受け自身の身体を心配するようになった。
その後、舞や亨、ヨウコ達に騙される形でホテルで自身の過去を全て洗いざらい吐露した。
その後、肩脱臼でまごころに搬送され、ついでに勝どき医療センターでがんの摘出手術を受けた。
しかし、2025年にルミナウイルスに感染。重症レベルで39℃の発熱が出ている。5日経っても一向に改善する様子はなかったが、ヨウコ達の叱咤激励により何とか踏みとどまりECMOが確保できたことで北新宿救命医療センターへ転院された。
その後、無事に完治し退院した。
- リツコ・ニシ・フリーマン(演:余貴美子)
ヨウコの実母。ジャズシンガー。岡山出身で、娘にも岡山弁が伝染してしまっている。
また、人気インフルエンサー「イ・オンナ」としての顔も持ち合わせている。
啓介とは上京して間もない頃に知り合っており、彼との間に生まれたのがヨウコである。
しかし、啓介の父親は病院の跡継ぎのために「男の子であれば家で引き取る」と言い出したため、我が子を取られないように単身アメリカへ国外逃亡。その時に医者だった夫・フリーマンと出会い結婚。夫は実子でないにも拘らず可愛がってくれたため、彼には感謝と尊敬の念を抱いている。
聖まごころ病院
- 高峰啓介(演:柄本明)
3代目医院長。亨の叔父。啓三の兄。「新宿の赤ひげ先生」の異名を持つが、現在は飲酒してアルコールが体内にある状態で手術するなど医師としてはとても真っ当とは言えない。
とはいえ、医師としての矜持はちゃんと持っており、その姿勢はヨウコと共通するものがある。
あと、無類のAV好き。ソフト・オン・デマンド作品が特にお気に入り。
リツコとは顔見知りであり、彼女との間に生まれたのがヨウコである。その件を長年後悔しており、ついにはずきとリツコの前で告白し、謝罪した。
その後、離婚した元妻にもメールでそのことを伝えており、元々浮気癖を把握していたため、なんだかんだ許して貰えた。
その後、ヨウコの無免許医療行為が週刊誌にスクープされることになった際には自ら責任を取って不法就労助長罪で逮捕された。本当はヨウコを庇って自分一人のみ矢面に立つつもりだったがさすがに手の施しようがなくアウトだった。
2027年時点で釈放されており、院長を退き自由気ままに余生を過している。
- 横山勝幸(演:岡部たかし)
小児科医。パパ活、ギャラ飲みなどアウトローな方法で女性と交流しようとするスケベおじさん。
一応、医師としての腕は確か。
前に在籍していた病院を半ば強引に辞めさせられており、曰く「子供に全く懐かれなかった」とのこと。ヨウコからは「逆撫で顔」と言われてしまった。
ちなみに、既婚者で子沢山パパ。本人曰く上二人は奥さんの連れ子、その次が双子で、秋に末子が誕生。
ルミナウイルスが蔓延したことでろくに自宅に帰れていない。
- 田島琢己(演:馬場徹)
泌尿器科・性病科医。病院きってのイケメンで、何故かホストとしても勤務し人気ランキング第7位を獲得した。
- 白木愛(演:高畑淳子)
経理担当。勤続40年の大ベテラン。救急外来の応対と治療費の精算を主に行っている。ヨウコからは「シラク」「猪木」「ナイキ」と間違えて呼ばれている。ヨウコのことは快く思っておらず、「アメリカのアバズレ」呼ばわりしている。
夫の誠がいるが、妻が金にうるさい故に医師なのに小遣い月2万円しか貰えないため、彼女に不満を持っており、コンカフェに通い詰めていた。それがスマホのGPSでバレたため白木は夫の浮気を疑い、怒り心頭中。更に、それ以前に海外のAVサイトにアクセスしてワンクリック詐欺に遭い、40万円騙し取られていたため、離婚危機に。結果、女性用風俗に興味を示した妻の様子を見た誠が反省して事なきを得た。
その後、夫と連絡がつかなくなり同時間帯に起こった爆発事故に巻き込まれたのかと心配していたが、全く別の場所でアニメグッズを買っていたため安堵して号泣した。
- 高峰はずき(演:平岩紙)
啓介の娘。啓三の姪。亨の従姉妹。ソーシャルワーカー。
病院存続のため、婚活に奮闘中。ヨウコのことを快く思っておらず、「アメリカ帰りのビッチ」と蔑んでいる。それもそのはず、彼女は自身にとって異母妹であったため、その件を父親から伝えられた際には簡単には受け入れられず、父親、そしてヨウコに対する恨みを募らせるようになる。
その後、気持ちの整理がついたようで以前程の悪態はついていない。
その後、見合い結婚をして夫の実家に嫁いでいたがルミナウイルス蔓延を機にまごころへ戻った。
- 堀井しのぶ(演:塚地武雅)
看護師長。オネエのような格好をしているが、性別は不明…とされていたが、後に男性だと判明。語学が堪能で英語が話せるため、ヨウコや外国人患者の通訳代わりをしている。
母親と二人暮しであり、元から母子家庭。その母親は膝が悪く認知症も悪化しているため、気苦労が絶えない。
父親と混同することもあるため、最初は訂正していたがギスギスした関係を避けるため、わざと父親のフリをすることもある。それが常態化しているため、わざわざ近くのカフェの多目的トイレで着替えて帰宅している。
性同一性障害だが、亭主関白な父親が前時代的な考えを持っているため認めて貰えず(一方で、母親は理解してくれた)、そんな父親を受け入れている母親の姿にうんざりして自立。長年絶縁状態だったが、父の死を機に実家に戻り、聖まごころ病院で働くことになった。
その後、母親にはバレてしまったものの、認知症故にその事ははっきりとは覚えていない。
母親はその後、退院。認知症やリハビリについてもスパルタなヘルパーさんに頼んだことで解決の兆しが見え始めている。
ルミナウイルス蔓延の際には、母親を心配してしばらく帰れない状況となった。
その他
- 若井あかね(演:中井千聖)
NPO法人「Not Alone」の職員。舞の後輩。超真面目な性格で、舞に憧れている。自分の生き方に煮詰まっていたところ、舞のSM嬢としての一面を目撃し、心機一転SM嬢のバイトを始めた。
2025年では「Not Alone」解散により自暴自棄となり、クラブで遊んでいたが、崩落事故の巻き添えとなってしまう。
- 刈谷(演:パパイヤ鈴木)
啓三の先輩。新宿歌舞伎町の不動産王。日頃の不摂生が祟ったのか、背中の激痛と血尿に悩まされ、整体で「これは腎臓がんかもしれない」と言われたため、仕方なく検査入院することに。その後の診断で腎臓がんだったことが発覚。啓介のおかげで何とか治療してもらい退院した。
- マユ/宮嶋まゆ(演:伊東蒼)
トー横キッズで赤い髪の少女。千吉ビルでオーバードーズして意識不明になりまごころに搬送される。
母・カヨの交際相手であるシンゴに家庭内性的暴行を受けて家出している。夜中に空腹になりペヤングを発見して食べてしまった。
ヨウコにペヤングを分け与えた。第4話ではまごころの救急治療現場を見学し、支援施設に送ってもらった時に「医者になりたい。医者は無理でも看護師になりたい。」と言い出す。
その後、第3話ラストでシンゴに折った割り箸を太ももにぶっ刺して逃亡。第4話でまごころに一時的に匿われ、その後児童養護施設に預けられることとなった。
「シラキ」というインド人の彼氏ができているようで、聖まごころ病院にも時々訪れている。
現在は看護学校入学に向けて試験勉強中。2025年時点で高校を何とか卒業。現在はバイト等で稼いでおり、無職になった母を支えている。
2027年時点では、看護師として聖まごころ病院で勤務している。
- カヨ/宮嶋かよ(演:臼田あさ美)
マユの母親。シングルマザー。シンゴが娘に性的暴行をしているのを知っているが止めておらず、母親としては真っ当と言えない。
マユの一喝で考えを改めたらしく、2025年時点では普通の親子関係へと戻りつつある。
コロナ禍で勤めていたクラブが閉店してしまい、現在は無職。
- 荒井時江(演:ともさかりえ)
勝どき医療センター勤務医。シゲさんの問い合わせにECMO一台があると回答。しかし、病院到着が早かった(実際には入口で追い越した)川島防衛副大臣に融通してしまいヨウコに抗議される。社会的生産性などを論拠として反論するが、命の平等を熱弁するヨウコに圧倒され、自分でもそうあるべきだとも思い反論しきれなかった。
その後、上記の一件を反省してか、まごころの患者の受け入れ等を積極的に行うなど協力的になっていき、ヨウコとは親友同然の間柄となる。
- 川島一也(演:羽場裕一)
防衛副大臣。歌舞伎町での応援演説中に不調を訴え、勝どき医療センターに救急搬送される。その後、ECMOのおかげで生き延び、無事に治療を終えて退院した。
2025年には官房長官に就任。
- 堀井房江(演:藤田弓子)
しのぶの母親。認知症であり、しのぶをよく夫と間違える。
- 甲斐(演:後藤剛範)
房江の介護のためにしのぶが雇ったホームヘルパー。隠れ熟女マニア。
- 板垣凌介(演:戸塚純貴)
歌舞伎町のホスト。アメリカに傷心旅行に行っていたが、ルミナウイルスによるロックダウンでホテルで拘束されておりやっと帰国。しかし、検疫でルミナウイルス感染が確認され、日本の感染者第1号に認定される。当初は無症状だったが5日後に帰らぬ人となった。
- 南錠一郎(演:松尾スズキ)
舞の父親で、「風俗王」として名を馳せた大富豪。
バーや風俗など複数の店舗を経営していたが、2025年にルミナウイルスが蔓延したことで閉店に追い込まれたため、病床が逼迫していた聖まごころ病院に病床代わりに風俗店後の部屋を提供した。
用語
- ルミナウイルス
2025年に蔓延した新型コロナウイルスに次ぐ未知のウイルス。「ルミナ」はラテン語で「光」を意味し、感染速度が光速に例えられるほど速いことから名付けられた。感染者第1号が歌舞伎町ホストだったため、通称「歌舞伎町ウイルス」と呼ばれている。
熱に強く、潜伏期間は未知数。
余談
リアルな歌舞伎町を描写するためか、立ちんぼも平気で登場しているため、視聴者に衝撃を与えた。更には、ゴールデンプライム帯にも拘らずカー××を連呼していた。
未だかつて、こんなドラマがあっただろうか…。
また、出演者のうち4人(仲野太賀、塚地武雅、岡部たかし、平岩紙)が同時期放送のNHK連続テレビ小説『虎に翼』出演者である為、視聴者からは「『虎に翼』で亡くなった人達の転生先」とネタにされている。なんなら、ゲスト出演者も含めると7人である。
番組プロデューサー曰く、決して狙った訳では無く本当にただの偶然で、それぞれがそれまでの芝居を見てキャスティングをしたとの事。
ちなみに、この件は『虎に翼』主演の伊藤沙莉も認知済み(「あさイチ」2024年9月6日放送回より)。
最終話では、『Mr.サンデー』風の情報番組『Mr.サタデー』の司会として宮根誠司が出演した。