ブルダック炒め麺
ぶるだっくいためめん
韓国の食品メーカー『三養(サミャン)』で製造・販売されているインスタント麺シリーズ。
朝鮮語では「불닭볶음면(ブルダックポックンミョン)」。
韓国料理である火鶏(プルダック)からアイディアを得て作られた汁なし激辛ラーメンであり、日本の「ペヤング 激辛焼きそば」や「カップヌードル クレイジーチリチリ♪ チリトマト」に匹敵するほどの辛さが特徴である。その辛さたるや、実に4,404スコヴィルに達し、辛ラーメンと比べると1000程高い。辛さ自慢の通過儀礼としてモッパンで扱われる事も多い。
尚、デンマークでは2024年6月11日に「カプサイシン総量の凄まじい多さから、消費者が急性中毒を起こす危険性がある」としてリコール対象、今後の発売も禁止、消費者に返品か廃棄を呼び掛けていたが、8月下旬にこの措置を解除している。
マスコットキャラクターの名前はホチ。
2012年に韓国で誕生して以来、世界80ヵ国で20億食を売り上げており、豊富なバリエーションで知られる。
日本では東京都に本社を置く「三養ジャパン」により販売されている日本語パッケージ版と、同社ではなく別の輸入元から販売されている韓国語パッケージ版があり(後者の一部は日本未発売)、2024年11月現在、三養ジャパンからはノーマル版の他に、
- ノーマル版の倍に相当する10,000スコヴィルもの強烈な辛さを誇る「極辛ブルダック炒め麺(ヘクブルダックポックンミョン)」。ヘクは漢字で「核」と書き、日本語では肯定的な形での「やばい」という意味でよく使われている
- その逆に辛さを抑えた「カルボブルダック炒め麺」「クリームカルボブルダック炒め麺」「チーズブルダック炒め麺」「クアトロチーズブルダック炒め麺」「ロゼブルダック炒め麺」「ロゼブルダック湯麺」「チャジャンブルダック炒め麺」
- K-FOODの「ヤンニョムチキン」の風味を再現した「ヤンニョムブルダック炒め麺」
- 2023年2月に日本市場向けに登場した「焼きそばブルダック炒め麺」。後に日本国外でも展開されている
- 汁ありの「ブルダックラーメン(ブルダックポックンタンミョン)」
が発売されている。
ブルダック炒め麺についてくるソースは同様の汁なしカップ麺「辛ラーメン焼きそばカップ」の粉末式に対し、液体式である。
無論、すべて入れると非常に辛いので、ソースの量で辛さを加減するとよい(この点は実際の商品にも記載されている)。
また、このシリーズには具材(かやく)が入っていない(ふりかけのようなものはある)。別買いになってしまうが、野菜炒めや生卵と一緒に食べるとそのまま食べるよりも辛さが中和されるので試してみよう。
なお「焼きそばブルダック炒め麺」の辛さレベルはノーマル版の半分以下で、激辛系汁なし麺の中では比較的食べやすい方に入る。「クリームカルボブルダック炒め麺」「ロゼブルダック炒め麺」も比較的難度が低い。