概要
韓国の食品会社『農心』で製造されているインスタントラーメンの1つで、韓国を代表するインスタントラーメン。日本では農心ジャパンより販売。
その名の通り、辛さと旨さが調和した旨辛なテイストであり、コシのある太麺にスープがよく絡んで韓国独特の家庭の味を再現している。
袋麺とカップ麺の2種類があり、日本国内でも普通に販売されている。
辛ラーメンの「辛」は農心創業者のシン・チュンホ(辛春浩)の名から。意外にも辛いラーメンが由来ではないのだ。
2021年には焼きそばカップ(ポックンミョン。要するに汁なし麺)も登場。日本国内では、通常の辛ラーメンほど多くは見かけないものの、一部のスーパーマーケットなどで販売している。なお、当商品の粉末スープはすべて入れると非常に辛いので、極度に辛いものが苦手な方は、粉末スープを入れる量を1/6〜1/5程度に加減することをオススメする。
この他にプレミアム版にあたる辛ラーメンブラック、ノンフライ麺の辛ラーメンLIGHT、辛さ2倍の辛ラーメンRED(2024年時点で日本未発売)がある。
災害時に売れないという話
大災害が起きた際、被災地等で他のインスタントラーメンが軒並み売り切れる中、辛ラーメンだけがやたらと売れ残ってしまう…なんて光景をSNS等で見た事はないだろうか。
これは別に不味いとか韓国メーカーが嫌いとかいう理由ではない(まぁ発信者がそういう意図を持っている可能性はあるが)。
辛ラーメンに限らず、日清『とんがらし麺』や、ペヤング『激辛やきそば』等の辛い(カプサイシン系)食品は脱水症状を促し、貴重な水を大量に消費してしまう可能性が高い為、被災時の食事には不向きだからに過ぎない。
という事で、食べるなら水をたっぷり用意出来る平時に食べよう。
災害で辛ラーメンを買わざるを得なかったが、辛いものは苦手だし脱水も不安……そんな方は、粉末スープを抜いて辛ラーメンを作るという最終手段がある。粉末スープ抜きはハッキリ言って味が薄すぎるが、脱水や辛さへの心配はない。ただ、薄味すぎて食べづらくもあるので、もし塩・めんつゆなどの調味料やラーメン・うどんスープの素などが手元にあれば、それらで味付けすることをお勧めする。味噌を入れて味噌ラーメン風にするも良し。
「かやく」は入れても入れなくてもいいが、少しだけ辛みがあるので(ピリ辛程度なので入れても薄味のままだが)、キムチすら辛くて食べれないという方は控えるべきだろう。
被災地の食料事情が回復してくると調味料が不足しがちになるため、(主食になるものは優先して送られてくるが味を整える唐辛子や生姜などの調味料は後回しにされるため)粉末スープは後で役に立つかもしれないので取っておこう。
関連動画
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チャパグリ…同じく農心のインスタント麺のチャパゲティとノグリラーメンを組み合わせて作る韓国のB級グルメ。
ブルダック炒め麺… 同業のサミャン(三養)食品が販売している激辛カップ麺。日本でも販売されている。