ブラジリアンミク
ぶらじりあんみく
概要
ブラジル風の初音ミクを描くムーブメントで、転じて世界各国風の初音ミクを描くムーブメント。
特に2024年8月17日に投稿されたDoodlyによる作品「brazilian miku」からミームとなり、X上で拡散した。
さらにそのきっかけは、ブラジル人であるTuzera氏が作った「Himitsu Da Yo」という曲である。
Tiktokなどのショート動画で人気が出た流れでブラジリアンミクが描かれ、それが世界中に広まったらしい。
本家ミクに比べてボリューミーな髪と日に焼けた肌、国旗をあしらったTシャツとホットパンツにサンダルという南国らしいラフなスタイル、そしてブラジルの人気飲料ガラナの缶がトレードマーク。
一方でこのブームの最中、2024年8月30日にブラジルの最高裁判所が国内でのXの「即時かつ完全な停止」を命じたことにより、無断でXを使用した場合罰金が課される状態となってしまった。
これに伴い様々なパロディがブラジリアンミクを用いて描かれ、ブラジルの人々がXから追放されてしまったことを惜しんだ。
またブラジル国内でも、政府への抗議デモでブラジリアンミクが掲げられるなどの形で影響が広がっている。
なお、一番最初にブラジリアンミクをデザインしたのはErin氏であり、Doodly氏の作品はあくまで三次創作であることに注意していただきたい。
Doodly氏も「私は彼女の絵からインスピレーションを得たので、彼女の絵も応援してあげてほしい」とポストしている。
また、ブラジルだけではなく世界それぞれの民族、文化を反映した姿で初音ミクを描くことがトレンドとなった。
2024年8月27日時点で181か国の絵が確認されている。詳細はこちら。