リリィ・ボーン
りりぃぼーん
人物
「レディチェックメイト」の異名を持つチェス界の王者。最先端AI相手に20連勝した天才少女。
天才的な頭脳の持ち主であり、答えを導き出すとチェスの試合同様に『チェックメイト』と言う決め台詞を口にする。
無口だが推理力・洞察力は高い。しかし、詰めが甘いところがある。
動向
『ロンドンステージ』の最初のミッションである『ジャック・ザ・リッパーの犯行予告の謎を解いて犯行を阻止せよ』では、ほぼ謎は解けてはいたが、『カラスの翼の淑女』の部分を『黒髪の女性』に加えて『夜明けの1時と2時に大きなチャールズおじさん覗いている』の部分を『時計塔=ビッグベン=大きなチャールズおじさん』である事までは当たっていたが、『夜明けの1時と2時』の部分を『ビッグベンの時計と包囲記号と照らし合わせて、1時と2時の間である北北東に答えがある』と推理するが、ハンターの目を掻い潜ってたどり着いた先は行き止まりであり、自分の推理が間違っていたことに酷く狼狽していた。
なお、正しい答えを導き出す事が出来たのはジョン・ドゥーの方であり、洞察力では彼に一歩劣るようである。また、考えに夢中で目の前にハンターがいる事に気が付かないといった天然な所がある。
21話で発動した第二ミッション「4人のオペラ歌手を犯人から守れ!」では、千石城太郎、ペンタ・バッカーナ、ジャイロ・デーモンと共に『四羽の雲雀』の一人であるジェニファー・フォレの自宅に先回りし、怪しげな仮面の男を取り押さえて彼女を守ることに成功。
しかし、その男はジョイス・オハラのストーカーであり誘拐事件とは無関係であったが、「(ロンドン警察から接近禁止を言い渡されてたので仮面を着けて)ジョイスに会いに行ったら突然停電になり、彼女が消えた」という証言から「という事は誘拐だとわかっていた。あなた、ひょっとしたら犯人を見ているんじゃない?」と尋問し、「姿は見ていないけど、水が滴る音がした」というヒントを得ることはできた(なお、この時もジョン・ドゥーが正しい答えを導き出している)。
続く22話では、クラーケンとセイレーンに攫われたジョイスと西洞院ルナを救うミッションの最中に一人だけ抜け駆け(自首)しようとするペンタに「パーティメンバーから外れたらみんな強制失格になる(ロンドンステージでは決められたパーティからメンバーが一人でも一定時間以上離れるとそのパーティの逃走者は全員強制失格になる)」と警告していた。
23話の切符入手(エリア移動)ミッションではクレア・サマーズと共にパーティを組んでおり、ドラキュラの城へ行く為の切符の入手に成功する。
24話では、パンナ・ラヴとミカ・ルルーシュと共にパーティを組んでおり『暗号の謎を解き、ドラキュラ伯爵の弱点となる武器を選んでドラキュラ伯爵を倒せ』と言うミッションの暗号解読で、ジョン・ドゥーと共に武器が隠されている場所まではお互い推理が当たっていたが、剣、槍、弓の中のどれかが正解の武器と言う謎をリリィは剣、ジョン・ドゥーは槍と意見が分かれたが正解は槍であり、今回も彼女の推理は外れてしまった。しかし、彼女本人は自分の推理ミスを素直に認めると共に自分以上に洞察力の高いジョン・ドゥーに興味を持ったらしく、『次は負けないから』と笑顔で宣戦布告し、ジョン・ドゥーも笑って応えている。
25話ではドラキュラの城の正門にハンターがいたことで裏門から入ったものの、別のハンターに見つかって追跡されるがシグマ・レッドウィングに助けられ屋根の部分らしき場所に避難。シグマが用意したロープを伝って地上に降りるものの、ドラキュラの手下である吸血美女に襲われパンナと共に戦線離脱してしまう(なお、ミカはシグマに助けられ難を逃れている)。
ドラキュラ撃破時にはパンナと共に気絶から復帰したような様子が描かれていた(ハーヴェスト曰く『吸血鬼化した逃走者は生体反応が変化するからハンターは捕捉できない』との事であり、吸血鬼化した兎桜マリンとクレアがハンターにロックオンされない事や同じパーティのメンバーであるミカと長時間離れていても強制失格になっていないことから吸血美女の襲撃で吸血鬼化していた可能性が高い)。
26話ではミノタウロスに攫われたマックス・メージャーを救出するミッションで地下迷宮に入る前に、毛糸を目印にして帰る為の道標を作る。その途中、クレアが石像に攫われ恐怖に慄くものの石にされてしまったマックス警部を見つけたジョン・ドゥー改めトムラハルの作戦に乗る。予告状にあった『糸玉と鉤針』から彼を助ける方法が鉤針だと閃くが、それを捨てていたペンタにブチギレていた(しかし、鉤針はルナが拾っておいたうえに彼女のベリーラッキー(間一髪で鉤針をマックス警部の身体に当て、石化を解いた)でミッションをクリアした)。
27話ではミノタウロスの石像を操っていた張本人ことメドゥーサを倒して迷宮を脱出するミッションが発動し「メドゥーサを倒す為には鏡が必要」と閃き、倒す為の鏡を探す。その途中、クレアとピエタ・バローネが石になったことを知ったパンナが「みんなで自首しよう」と提案するが「好きにすれば?たしかに『逃走中』は逃げるゲームだけど、逃げてるだけでは何も手に入らない。私は必ず逃走成功してグレートチャンピオンツアーに出たいの」と冷たくあしらい一人で鏡を探すことを決意し単独行動を始める。
しかし、メドゥーサに見つかってしまい目を合わせないようにするが彼女の魔力で無理矢理目を開けさせられ石化されてしまう。
トムラ颯也とシグマの活躍でメドゥーサが倒されたことで元に戻るが棺桶から脱出した千石から『殺人鬼が逃走中に参加している』事を伝えられる。
第28話では、緊急ミッションが発令され裏切り者から逃れて迷宮を脱出しなければならなくなったが、誰が裏切り者かわからない疑心暗鬼の状態で偶然出会ったパンナを殺人鬼だと思い込み(おまけに疑われたパンナの方も『自分と2人きりになっちゃ不味いんじゃない?』と余計に疑われる発言をしてしまったことで更に思い込む原因となってしまった)、クロノブレスの通信で他の逃走者に『殺人鬼はパンナ』だという事を伝えようとしたが、『本当の殺人鬼』に襲われて殺害された……と思われたが、襲われる直前にハンターに捕まって確保されていた。
高い頭脳を武器に逃走中に挑んだ彼女だったが、肝心なところで推理ミスをしてしまうなど、持ち前の頭脳をあまり活かせないまま確保される結果となってしまった。
魔法都市ステージは参加せずにいたもののTOYワールドステージにてパンナの護衛に半ば強引にさせられる形で再び逃走中へ参加する。
62話で出てきた海底王国ステージでは、千石と共に財宝の謎を解き明かして逃走成功している。自分と同じ推理力が高い千石とはこれ以降もコンビを組むようになり、プライベートでも2人でお茶をするなど良好な関係となった。また、ハルとは、アナグラムを使った暗号文による手紙のやり取りをしており、こちらも良きライバル兼友人の関係になった模様。
63話でグレートチャンピオンツアーに参戦することが決定している。
64話では千石と共に行動しており、オープニングゲームをクリアしている。