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西河雪哉の編集履歴

2024-10-09 20:54:29 バージョン

西河雪哉

にしかわゆきや

月刊ドラゴンエイジの連載漫画『ストラテジックラバーズ』中盤のライバルキャラクター。

「ま…僕はコウのこと弟だと思ってるけどね。」


概要

東山グループのライバル企業で現在傘下の西河グループの御曹司。


セミロングの美男子で、東山浩太が会長の屋敷を訪ねていた頃に妹の西河摩耶と一緒に遊んでおり、冒頭の台詞通りに本人は浩太を弟のように思っており、人間不信の浩太にとって、二人は当初は再会を素直に喜べる相手でもあった。


再会した時には摩耶を含め、雪哉も五人のミストレスを連れている。


人物

傲慢にも見える常に余裕を失わない態度が目立つが、感情を抑えるのが下手で、イラつくと指でテーブルを掻く癖があり、御偉方の前でもそれが出るので善吉の秘書の倉橋涙に苦言を呈されている。更に、桜田門志津曰く「勝てないと分かると尻尾を巻いて逃げるくせに、プライドだけが高い」という精神的な弱点を抱えている。一方で、全てを手に入れて成り上がろうとする必死になる熱意を持ち合わせ、その熱意がミストレス達の心を惹きつけている。実際に非常に優秀で、既にグループ子会社の経営を任されている。


女性に対してやや奥手で、昔は摩耶以外の女性とまともに接することができず、特に付き合いの長い志津には実家を巡る負い目から女性としての好意を寄せながら一度も彼女に夜の相手をさせていなかった。


ミストレス達のことは信頼し、道具として使うことに揺るぎがない反面、ミストレス達も含め信頼面ではやや問題がある。ただし、摩耶以外の四人は全員が本気で雪哉を愛しており、そこだけは彼女達も揺るがない。


出自

ああ、そうだ。僕は斑鳩丈一郎が料亭の女将と作った子供だよ!!


実は斑鳩渚の父、斑鳩丈一郎の息子で認知もされている。つまり、母の連れ子で渚とは異母兄妹で、摩耶は母が結婚した西河善吉との間に生まれた異父妹。

丈一郎は渚の母斑鳩叶と結婚したのだが、彼女は東山慶三のミストレスで結婚した時点で既に慶三の子を身籠っていた。それに憤慨し、当てつけのように外で料亭の女将と関係を持って生まれたのが雪哉であった。なお、志津達は雪哉の父親について知っていたが、それに起因する雪哉の精神面を心配していた。


動向

浩太が白嶺亜莉亜を生徒会長にした後、浩太の元を訪れて異母妹の渚を自分のミストレスにするべく東西砦崩しを挑む。


互いのミストレス達との信頼関係の築き方では浩太が、駒としての扱い方でも互いにやや粗が目立ち、自分のミストレス達の暴走にも足を引っ張られる形になり、最終戦では夜伽を競う対戦の中、上述の弱点が出て志津に煽られる。


逆に志津に詰め寄ると共に実家の銀行を義父に買収されて売られるように来た志津への負い目を告白し、志津もまた利用するつもりでいた雪哉に惹かれたことを告白、互いに押し殺していたものを明かして志津を抱く。


最終的には自分には浩太のように互いに利用しあうことで築く信頼を作れる境地に達していないと自ら負けを認めて西河を離れ、再出発を決意する。


ミストレス達とは別れる気でいたが、千歳が『捨てないで』と真っ先に抱き着き、沙菜も『帰る場所なんかない』、飛鳥も『一生付き纏う』と同行を願い出て、志津も最初からそのつもりであった。自分がミストレス達に本気で愛されていたことを今更ながらに自覚し、ルールで引き抜かれた摩耶を浩太に託して舞台を降りた。


ミストレス達

摩耶を含めて浩太のミストレス達とさほど年齢差はないが、学生ばかりの浩太のミストレス達と違い、既に社会に出ているメンバーもいる。なお、摩耶以外の四人の内、志津と千歳は善吉の命令で配属され、沙菜と飛鳥は雪哉がスカウトした模様。なお、何人かは一途に雪哉のことを愛しているが故に暴走しやすい欠点を抱えている。


桜田門志津――雪哉のミストレスのリーダー格で信頼も随一。古風な口調に、雪哉の三ストレスでは最大の巨乳で身長もトップの美女。摩耶と千歳に並ぶ最古参の一人で、大手銀行の令嬢だった。しかし、父の銀行法違反に端を発した経営破綻で銀行は西河が買収、家族は故郷に送り返された。以後、家族ともう一度暮らすために雪哉を利用しようとするが、次第に雪哉自身に惹かれる。

最終戦では夜伽で山田アキと対決し、雪哉自身の敗北宣言で負けるが勝負以上に雪哉と互いの気持ちを打ち明けることができた。


早川千歳――雪哉のミストレスでは志津より早く配属された最古参の一人で製薬会社の研究員を務める、清楚な幾島実憂と対照的に妖艶さを漂わせる美女。付き合いの長さゆえか雪哉を「ゆっきー」と気安く呼んでいる。自作のアロマも調合でき、美貌と豊満な肢体を活かした色仕掛けや善吉に仕込まれた手法の接待もこなす。

二回戦ではアロマと色香で一度優位に立つが、課題のテーマを履き違えた上に雪哉に指示不要と告げて善吉の仕込みを信用した結果、故郷への懐かしさを刺激する実憂に負けてしまい、「汚らわしい」とまで非難されて暫く落ち込んでいた。敗北後、「捨てないで」と真っ先に雪哉に抱き着いて同行を願い出る。


堂丸沙菜――雪哉が直接スカウトしたミストレスで語尾に「~っス。」とつけるアキと違う雰囲気のギャル。いくつもの風俗店で働いていた風俗嬢で、男と女のどちらの相手もこなせる。

砦崩しの三回戦ではそちらに不慣れな亜莉亜の身体を堪能しようとするが、負けまいと食い下がる亜莉亜に本気を出して、勝利した。父親については何か問題を抱えている模様で、雪哉はそこに眼を着けてスカウトした。


真谷飛鳥――IQ130を超える天才的頭脳の女子高生。既に大学の研究グループを率いており、雪哉が任された子会社の取引も請け負っている。冷静沈着なようだが、実は雪哉にも黙って取引先の重役達に自分の身体を提供することで商談を成立させていた。

砦崩しの四回戦では日高末愛と対戦し、その売春に誘導させられて一部始終を記録したUSBをネタに脅され、それを買い取る形で敗北する。


関連タグ

ストラテジックラバーズ

東山浩太 西河摩耶 桜田門志津 斑鳩渚

早川千歳 堂丸沙菜 真谷飛鳥


ライバル




































2024年11月号までのネタバレにつき注意


しかし、摩耶が善吉と倉橋の命令で自分達を騙していたことには気づいていなかったため、それが最悪の事態に繋がってしまう。





怒らないでくれって言っても……無理だろうね、コウ。


だが、雪哉は全てを知っていた。善吉が自分をお飾りの会長にして、摩耶に実権を握らせるつもりで南方睡蓮寺も絡んでいたことも


ただ、僕は摩耶を宗教から遠ざけるために君に託したんであって、ここまで善吉が暴れるとは想定外だったんだよ。


おそらく、砦崩しで勝利した場合はその結果をもって自分が実権を握る形で摩耶を睡蓮寺から遠ざけ、負けても浩太が摩耶を引き抜くことを読んでいたと思われる。つまり、雪哉は西河の復権以上に摩耶を善吉と睡蓮寺から守ることを優先していたと言える。何よりも…


摩耶の…君への想いは本物だったから。


浩太の傍にいれば、摩耶を善吉と睡蓮寺から解き放てると考えていた。だが、雪哉の想像を遥かに超えるほどに善吉と倉橋は愚かであり、摩耶は善吉と睡蓮寺に支配されていた。


そして、摩耶を今回の暴挙に使われたことに憤慨した母の美也子と志津、飛鳥とともに浅見が監禁されている西河の廃別荘の場所を伝えるべく、摩耶の心を救うべく浩太に協力することになる。

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