漫画『美味しんぼ』の登場人物で、東西新聞社文化部の部長。主人公である山岡士郎と栗田ゆう子の上司。コミックス104巻で編集局長に就任した。
作中で最も人格ができた人物である(その次くらいに、海原雄山の部下である中川さんあたりが思い浮かぶ)。
山岡の味覚にかける才能を見抜いたり、富井副部長のミスを弁護したり、彼らが落ち込んでいるときは奢ってあげたり、さらに大原社主に向かっても間違ったことは堂々と言ってのけたりなど、理想の上司である。実際、山岡や栗田、富井副部長らは本気で谷村を尊敬している描写がある(谷村が文化部部長から降ろされそうになった際、山岡はそれを必死で食い止めようとしている)。
また文学や映画に関する造詣が深く、洒落た言い回しを好み、さらに栗田らに自分からお茶を入れてあげることもある(第18巻)など、本当の意味で紳士でもある。
めったに声を荒げることもないが、その一喝は山岡とゆう子を黙らせた。しかも、2人がいなくなったあとですぐに笑顔を見せ、2人が喧嘩別れしないように配慮しての行動だったことを周囲に明かしている、策士でもある(実際これ以降2人の繋がりが深まった)。
谷村さんがいなかったら東西新聞社は潰れているのではないか。