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あらすじ

地球防衛軍参謀室からウルトラ警備隊に、明朝6時より星ヶ原一帯で野戦訓練が行われることが通達された。目標となる戦車隊はマグマライザーが遠隔操縦することになるという。

訓練であっても気を引き締めていくようにというキリヤマ隊長。

フルハシとアマギが射撃訓練をしていると、アオキと名乗る一人の男がやって来た。アオキは抜群の射撃の腕前を二人に見せつけた。彼はかつて地球防衛軍の射撃大会でソガに勝った経験のある男だった。

二人が本部に戻ると、マナベ参謀とアオキがいた。アオキはウルトラ警備隊が預かることとなる隊員で、明日の野戦訓練にも参加するという。将来的にウルトラ警備隊の一員として活躍することになるかもしれないと期待されている男だった。

そこに伊豆方面から国籍不明機が侵入したと通達が入った。志願したフルハシとアオキが現場へと急行する。だが実はこれも訓練の一環であり、キリヤマとダンの乗る戦闘機が吹き流しをつけて飛んでいた。

フルハシは安心するも、アオキは急接近したり攻撃を加えたりを繰り変えした。

フルハシは止めようとするが、アオキは敵機だから撃ち落としても構わないという。あの吹き流しが見えないのかと訓練であることを言うフルハシに、アオキは「手心を加えろって言うんですか?私たちは鉄筋の侵入を告げられえて出てきたんですよ?そんななれ合いの訓練でお茶を濁して何の役に立つんです?」と聞く耳を持たない。フルハシの「引き返せ」という命令で4人は基地に帰投する。

参謀室でキリヤマとダンにもアオキが紹介された。キリヤマは笑顔で「危うく殺されるところだった」というがアオキは「本当は欠員が二名出るところでした」と憎まれ口をたたく。マナベ参謀ははりきり男なアオキをダンに預ける。了解するダンだが、アオキは内心「今に見ていろ」と呟いていた。

星ヶ原近辺にレーダー反応が感知された為、ダンはアオキと共に調査に向かった。ダンが捜索のためにポインターを降りている間にアオキはポインターを走らせた。

レーダーを頼りに砂山付近でスペースタンクを発見。アオキはポインターのロケットランチャーでスペースタンクを攻撃し始めた。

追い付いてきたダンが何かあったのかと聞くが、アオキは知らないふりをした。

野戦訓練は予定通り実行されるが、同時に砂山付近の調査も並行して行われることになった。アオキはマグマライザーに侵入し、スペースタンクが狙ってくるよう発信機をつけた。それを自分が撃退することで功績を上げようとしていたのだった。

翌日、行われた野戦訓練でアオキの付けた発信機によってマグマライザーがひとりでに動き、遠隔操作している戦車隊たちが砲撃してきた。前線の隊員たちに被害が出る。

異変に気付いたウルトラ警備隊がダンとアオキの二人を偵察に派遣すると、プラスチックのマネキン人形のように変死しているマグマライザーの乗員二人を発見する。

やがてスペースタンクも現れ、ウルトラ警備隊は挟み撃ちにされてしまった。ダンとアオキはマグマライザーに乗り込むが後ろからプラスチック怪人プラチク星人に殴られたダンが気絶する。そのすきにアオキは戦車隊へ攻撃に出た。

「ダンに勝てた!栄光は俺がつかんだんだ!」

しかしなおも迫って来る戦車隊の砲撃を受け、アオキは重傷をおった。

気が付いたダンは戦車隊を殲滅しマグマライザーを停止させた。

ダンはウルトラセブンに変身。スペースタンクを操縦していたプラチク星人もスペースタンクから降りて巨大化し、セブンと格闘戦を繰り広げる。背負い投げで昏倒したプラチク星人は岩陰に隠れ、降伏するかのような仕草を見せる。命乞いに油断したセブンが両手を下ろして背を向けた瞬間、プラチク星人は後ろセブンにプラスチック液を噴霧する。セブンはマグマライザーの乗員同様、巨大なマネキン人形のように固まってしまう。勝ち誇ったプラチク星人はスペースタンクに帰還するが、セブンはすぐに復活。再度巨大化したプラチク星人と交戦。お互いのエネルギーがなくなる直前まで戦いは続き、セブンは必殺のエメリウム光線を発射。プラチク星人の体は一瞬で燃え上がった。

ダンは瀕死のアオキに駆け寄る。アオキはダンに自分のための栄光が欲しかったと伝え、本当はスペースタンクを目撃していたことを教える。彼の独断で何十人もの隊員が犠牲になったとしてダンはアオキを殴った。許しを請うアオキにダンは生きて償いをしろという。

その時、後ろから骨だけになってもまだ生きていたプラチク星人が迫って来た。それに気づいたアオキはウルトラガンでプラチク星人を射殺した。

「ダンさん、これがあなたへの償いです……」

そう伝え、アオキは死んだ。

「馬鹿だな、貴様……」

ダンは自分のヘルメットをアオキの亡骸の胸に置いた。駆け付けたフルハシとソガもアオキに敬礼するのだった。