『金田一少年の事件簿』に登場する警視庁所属の警部。コミックス第1巻から出演しているレギュラーメンバー。金田一一からは「オッサン」と呼ばれる。
たたき上げの警察官であり、経験と勘に裏打ちされた捜査方法を重視する。
作中では道化を演じることも多いが、これは『シャーロック・ホームズ』シリーズのレストレード刑事や『エラリー・クィーン』シリーズのリチャード・クィーン警視らと同じで、事件を解決するのに独創的な推理力が必要とされるため、彼ら警察サイドが劣ってみえるだけの話である。
実際、金田一や明智健悟らも、剣持らが集める証拠がなければ何もできない。
非常に正義感が強く、また部下や友人、家族思い。金田一や七瀬美雪らもその誠実さを信頼している。明智は剣持の警察官の良心を信頼している(基本的に彼は同性に対して尊大に接するが、剣持に対しては多少甘い。あくまでも多少だが)。
剣持は金田一に対し、「このクソガキ」などとよく言うが、金田一の推理力と人柄を誰よりも信頼している。また、明智に対してよく文句を言うが、彼の推理力や能力は素直に認めている(嫌味さは誰よりも嫌っているが)。
「年の離れた友人」である。
柔道は黒帯の腕前。妻との出会いも、若き日の彼女が海でナンパされていたのを、彼があっという間に3人とも投げ飛ばしてしまったからだった。
非常に妻とも仲がいい(尻に敷かれているが)。『幽霊船長殺人事件』では、結婚記念日の旅行プランを金田一と美雪に付き合わせ、選別している場面から始まる(やはり作中でも、妻に窘められている)。