概要
他人の作品を自分で作ったものだとして発表してしまうこと。元絵のトリミングや他人の下絵に加筆するなどの加工をした作品などもこれに当たる。
著作権侵害であり、クリエイターとして決してやってはいけない盗作行為である。フリー素材や作者が著作権を放棄する旨を明言している作品などを使った場合は著作権侵害にはならないが、著作者人格権の侵害になる。作者がとっくに故人になってこの世にいない場合であっても、他人の作品に手も加えずに自作と主張するのは嘘であり、道義的責任は免れないだろう。
対策としては、作品中に必ずサインを入れる、ネットに上げる際はウォーターマークを入れる、わざと低解像度にするなどがある。
AI自作発言について
生成AIの使用を伏せて作品を発表する行為や、AIイラストや生成AIを使って書いた記事を自作と主張する行為を、「AI自作発言」として貶められることがある。
これは「AIの利用は創作ではない」「AIの学習モデルデータ自体が無断学習によって得られたものなのでそのようなモデルを使った生成AIの利用も盗作になる」といった一部のpixivユーザーの(偏った)認識が背景にあるが、日本の著作権法上は無断学習が認められている(AI学習禁止の項目を参照)し、文化庁の見解ではAI利用者が「思想又は感情を創作的に表現したもの」として著作者となることも認めているため、このような主張は法的にはナンセンスである。