マダラー星人
まだらーせいじん
…聞こえるか
概要
宇宙からやってきたが、地球防衛軍のスーアのよると「何処から襲来したのか観測することさえかなわない。」との事で具体的な情報はなく、地上に降下する際はどこかで見た事がある宇宙船のような形に変化し地上へ着陸する。
宇宙人である為当然地球のではない言語で話すが、周波数を合わせる事により地球の言語を話す事も可能。
見た目は極度にデフォルメされたような手足の短い人型で胸には「情報圧縮体」というハートマークがある。首は無く胴体の上に球状の頭部が浮いており、顔のパーツは目だけというシンプルなもの。
かわいらしく見えるデザインであるがその戦闘力はとてつもなく高く、地球防衛軍が保有する宇宙艦隊はたった一人のマダラー星人によって壊滅させられている。かつて数百基存在した衛星兵器「衛星(コズミック)レーザー」も26基を残して破壊されており、捕捉されないようレーザーの出力は一定以下に抑えられている。
また技術力も凄まじく円盤型の無人兵器「小型艇」で捕捉した人間をピンポイントで攻撃する事もでき、さらに情報圧縮体から取り出すリモコンで操る宇宙船【舟】は人類の拠点である砦よりもはるかに巨大であり地表を一掃するほどの火力を誇る。
本編での動向
人類連合の拠点である砦を襲撃した「魔勢界」の天敵「魔族」の軍勢にぶつけるため、最大出力で発射された衛星レーザーに誘い出された4人のマダラー星人が飛来。
その中の一人であるガルァが地球上に起こった現象について人類と魔族への「質問」を開始する。先手必勝とばかりに攻撃を仕掛けてきた大魔王軍第11師団幹部キヴァを素手の一撃で半死半生に、数多の魔族たちを目から出す光線で一瞬にして細切れに、指から出す光線で辺り一帯を焼け野原にした。その様子を見た勇者ハロゥは第11魔王ジャチと対峙した時と同じ感覚を味わっている。
魔導士ゼイビィにより魔力を分け与えられ復活したキヴァと彼が呼び出した11師団幹部シンソウ、ビークック、オッポとの戦闘に突入。何度叩きのめしても人類からの魔力供給で回復し向かってくる魔族に業を煮やし【舟】を起動。舟撃により拠点ごと地表にいる生命体を滅ぼそうとするが…。
登場個体
- チーム・1
- バウワン:チーム・1の代表。巨大な目玉のような個体。
- チーム・2
- ガルァ:頭部の飾り(?)が無く最もオーソドックスな外見。
- ウーキィ:ニヤついたような三日月型の目が特徴。頭部に小さな球体が付いており、移動しているのかシーンによって位置が異なる。
- パオ:ジト目。顔の周りに土星の環のようなリングを浮かべている。
- ニニャ:やや吊り目。目の周りには睫毛を思わせる模様がある。頭上には大きさの異なる4つの球体が付いた輪が浮かんでいる。
- チーム・5
- ゲロゲ:チーム・5の代表。目が5つもある個体。
能力
情報圧縮体と呼ばれる特殊な身体を持ちデフォルトでも音速を超える飛行能力・巨人族以上の膂力・魔王軍戦闘幹部からの攻撃でも傷一つ付かない防御力を持ち、また胴体にあるハート型のマークが発光すると各種の技を使用できる
- ピピピ
ガルァとウーキィが使ったものはそれぞれフォントが違い(コミックスでは同じ)、前者は目から細い光線を放って相手を細切れにし、後者は太い光線を直線的に放つ
- バチバチ
情報圧縮体から電撃を出し相手を黒焦げにする
- ビュンビュン
上記の飛行能力を更に強化する
- バシャバシャ
高圧の水流を叩きつける
- ジュジュジュ
岩石が融解するほどの高温を浴びせる
以上の技があるがこれらはあくまでも“お遊び”に過ぎず本気で闘う際には宇宙兵装を展開する
宇宙兵装シンラ
展開後は六つの円筒が周囲に浮かび頭部は花の花弁のような機関が装着される
宇宙兵装キンコツ
巨人族に匹敵する程の体躯のパワードスーツを身に纏う
- 歪重力
小型のブラックホールを発生させ周囲の物質を引き込む。
マダラー星人本人はこの影響を受けない。
- 歪時空
時空を歪ませ自身の時間の流れを加・減速する
- 宇宙怪獣
円筒に格納されている鋭い爪牙を持つモンスター
- 歪斥力
歪重力と逆の反発する能力。
舟
マダラー星人達の扱う宇宙船。作中では三種類の宇宙船が確認されておりいずれも生物的な機関が確認され、単なる機械ではないことがわかる
小型挺
直径数mで円盤状の形をした宇宙船。雷を放射し破壊を行う。防御面では魔王軍幹部に一撃で破壊される程度ではあるがその分数が多い。
舟
全長500m程の大きさの平たい円錐形で下の面は生物を思わせるグロテスクな構造となっている。リモコン操作も可能であり広範囲を殲滅する攻撃機能も搭載されている。
大舟
マダラ―星人達の母艦。複数の穴が開いた球状で衛星軌道上に存在する。