「推しだからよ」「言うなれば箱推しね」
「……何を言っているのか微塵も理解できぬ」(マグちゃん)
✝プロフィール
ニックネーム | ウネさん、魔女 |
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年齢 | 永劫 |
血液型 | 混沌 |
特技 | 摂理の脈動 |
趣味 | コスプレ、人間観察 |
好きな食べ物 | 秘密 |
好きな場所 | 聖騎士団本部、下界 |
✝概要
破壊神マグちゃんに登場する邪神の一柱。
クリオネのような姿をした混沌の神で、混沌の邪神・最上位六柱の第四柱に位置する。
異名は「『摂理』のウーネラス」。その口調や立ち振る舞いから、他の邪神からは“魔女”とも呼ばれる。シンボルマークは「十字架」、そして「ハートマーク」。
マグちゃん曰く“魔術の神”で、権能「摂理の脈動」で自然法則を改竄・物質に魔力を宿らせ、様々な『魔道具』を精製することができる。
六百年前から聖騎士団に肩入れしており、マグちゃん達邪神を封じる為の宝珠を作ったのも彼女。
いわば邪神たちにとって裏切り者、宿敵ともいえる存在。
現在は聖騎士の末裔イズマに同行し、彼に協力している。
普段活動している小さな姿(メイン画像の形態)は実は分体で、本体は秘境にある聖騎士団本部に拘束されている。しかし彼らに隷属しているわけではなく、ネットと空調完備の部屋で、外出不可な点を除けば快適な暮らしを送っているとのこと。
『本体が拘束』されている事実にしても『敢えて拘束されてやっている』可能性が高く、某ゲームのラスボスを彷彿とさせる上から目線ともとれる。ただし後述のように推しの対象が致命的な危機に曝されないような配慮は抜かりなく行っており、愛着自体は本物と言える。
✝人物
「無力を顧みず挑む姿…!!! いい画よイズマ!!!」
「同族の貴方に権能を貸す義理は無いわ 私が権能を貸すのは気に入った人類《ニンゲン》だけ…」
膨大な時間をアニメやゲームに費やす生粋のオタク。コスプレが趣味で、ナース、メイド、女教師など、登場するたびに様々な衣装を見せる。
性格は同じ邪神のマグちゃんとは違い、フランクでフレンドリー、そして何より俗っぽい。
流々と最初に会った時には「イズマが世話になっている」という事でクッキーを土産物として差し出したり、作り出した魔道具もアニメからモデルにしたり、アニメ作品を購入する為にナプタークからバイト代をせしめたりと、言動も行動も邪神らしからず俗にまみれている。
また、普段活動している分体は最悪消されたり殺されても痛くも痒くもないため、基本的に驚いたりうろたえたりすることはなく、冷静な態度を崩さない。
同行する聖騎士イズマには母親のように接しており、彼をカメラで撮ったり、変な魔道具を渡しては堅物で生真面目な彼を振り回す(流々曰く「反抗期の息子とお母さんみたい」)。
流々の尊敬や畏怖とは無縁な態度も一切気にすることなく、『破滅』のマグ=メヌエクと行動を共にし、彼を討伐せんとするイズマにも分け隔てなく接する彼女に興味を持っている。
聖騎士団に肩入れしている理由も、「過去に自分を討伐しに来た聖騎士を見て萌えたから」という何とも俗っぽいもので、以来聖騎士団を箱推しし、魔道具の精製をはじめとして様々な面から聖騎士団を支援・協力している。その代わりに、彼女の本体を聖騎士団が裏切った他の邪神から守ることで、両者はフィフティフィフティの関係にある。
だが、彼女が聖騎士に萌えた理由は非力で脆弱な人間が圧倒的力を持つ邪神に挑み続ける姿である。それゆえに彼女は聖騎士が負けることすら楽しみの一つとして観戦しており、一筋縄ではいかない(しかし精神攻撃に弱いイズマをナプタークと二人きりにさせないなど、致命的な危機に曝されないような配慮はしている。)。
また、力を貸すのは気に入ったニンゲンだけであり、他の邪神にはタダで力を貸す気はないらしく、相応に対価を求める。
加えて彼女自身の行動を冷静に見てみると、(自分が参加しているイベントを除いて)騒動が勃発した際、助けると言っても助言と魔道具を貸し与えるだけで本人は傍観・撮影に徹し、一見積極的に参加・協力しているようで、実は自身が楽しむことを優先している。
それ故に、読者の間では人類に一番協力的な邪神でありながらも、出てくる邪神の中で一番邪神らしい。と、好感度が高いながらも恐れられている。
一方で『摂理』を司る存在としてルールを厳守すると言う側面も併せ持ち、ナプタークが金銭の価値に気付き、金銭の不正製造を乞われた際は珍しく真面目に叱っている(しかし、自分の楽しみを優先して敢えてルールを捻じ曲げることもしばしば)。抜け目ないように見える彼女だが、浅いリサーチのまま物事に首を突っ込んで、思い掛けない結果に落胆してしまう場面も少なくない。
総じて自身の趣味に生きる彼女の行動は他の邪神には読みづらく、他の邪神から何を企んでいるのか・何をしたいのかとよく聞かれるという。
「何で私はいつも何かを企んでると思われがちなのかしら?」
✝能力
💟摂理の脈動
自然法則を改竄し、物質に魔力を宿らせる彼女の権能。その本質は、「物質に一時的な魔術を付加する即席の魔道具精製能力」。
精製できる魔道具は、魔力を付与する食べ物から強力な武器・防具、便利な日用品まで多種多様。アニメ等から参考にしたためか、はたまた彼女自身のモチーフか、彼女の権能で作った物には十字架やハートマークがあしらわれる。彼女曰く分体ではあまり凝った物は作れないらしいが、あらかじめ本体で作っておいた物を分体から取り出すことは可能。
加えて、既存の物体に摂理を組み込むことで魔道具に変えることもできたり、ある程度の構造や仕組みを知っていれば、マグちゃんが破壊した器物の修復も可能と、万能ともいえる汎用性を誇る。
マグちゃんと同じく能力を使うと消耗、ほっそりする。
💟摂理の脈動・分体強化
魔術で分体の肉体性能を増幅する能力。本体に近い見た目になり、戦闘能力が飛躍的に向上する。
💟摂理の胎動
「現世に縛られし物言わぬ魂よ 混沌の鼓動を孕み 真理を誕りなさい」
魔道具に魔力の自給能力を与え、長期的に使用可能にする能力。
作中ではこの能力を用いてコピーマグちゃんや、量産型マグちゃんゴーレムを生み出した。
邪神たちを封じた「封印の宝珠」もこの能力によって作られたと思われるが、精製にとんでもない大魔術を必要とするため量産はできない。
💟魔術の大筒
魔術で瓦礫を浮き上がらせ、大砲のように射出する攻撃技。
液体化
肉体操作の一環で、肉体を液体化させることができる。
遠距離を移動するときは、この能力でハトの脚に括りつけられた容器に入って移動している。また、拘束されたときも咄嗟に逃れることができるなど、何気に便利。
✝余談
クリオネを元にした女性的なデザインから、登場するなり読者からエロいと一気に話題になった。
また、その性格も、基本的には人間に対して友好的かつ無害で、役に立つものを無償で提供して世話を焼いて来るというオタク気質なオカンと言う特徴から、登場するなりファンが続出した。
しかも、聖騎士であるイズマからすれば、悪気はなく有能ながらも感性がどこかズレている協力者という事で振り回されることが多く、作中の世界観に合わないと批判的だったイズマのキャラクターを緩和し、好意的な眼が増えだした。
✝関連タグ
クリオネ:デザインモチーフ。
シュブ=ニグラス:「母親」、「山羊のような角」、「魔女と関わりが深い」などの要素から、邪神としてのモチーフは彼女と思われる。
第六感:モチーフになったと思われる物。