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宮薙流々

みやなぎるる

宮薙流々とは少年ジャンプの漫画「破壊神マグちゃん」に登場するキャラクター。もう一人の主人公兼メインヒロイン。※メイン画像中央
目次 [非表示]

違うよマグちゃん、君の持ってるその力は!!!滅びの力なんかじゃない!!!


プロフィール編集

ニックネーム流々ちゃん
年齢13歳
血液型O型
特技潮干狩り・釣り
趣味少女漫画
好きな食べ物魚・米・納豆
好きな場所海の見える場所

概要編集

破壊神マグちゃんにおけるマグちゃんと並ぶもう一人の主人公

とある海辺の田舎町・愛倉町に住む中学2年生→3年生。明るく元気な性格。家は裕福とは言えず、質素な生活を心がけており毎日潮干狩りを行っている。父親は幼少の頃に亡くなり、母親は出稼ぎ(……よりは『有償の国境なき医師団』のような医務組織に属している?)の為に海外で働いている。


ある日、潮干狩りの最中に謎の宝石を拾い、そこから出てきたマグちゃんと出会いなし崩しに同居する。


性格・言動編集

基本的におおらかかつ懐が広く、マグちゃんやナプタくんウネさん等の邪神に対しても、その存在と権能に恐れも媚びもなく接する。


邪神の大袈裟かつ尊大な態度にも、基本的に浅過ぎず深過ぎずに付き合う度量を持つが、やり過ぎた場合は吊し上げたり、ラリアットをぶちかますのも辞さない。


恋愛漫画を好んでいるが自身はの気持ちに気付かず、イズマ等の異性と接する際も、その気はなくとも距離感は近い等と鈍感な部類に入る。


上記の事情から、中学生ながら一軒家で一人暮らしをしている苦学生。

母親から仕送りはされているものの、ぜいたくできる余裕があるわけではない為、自他ともに認める貧乏性な言動が目立つ。

ただし、母が帰省した時の言動から、流々の生活環境は(母の方にはある程度の余裕があるにもかかわらず)枯渇時に仕送りの催促や増額を告げずに、1人で何とかしようとする彼女のスタンスのせいでもある実態が明かされた。


食材調達の為に近所の砂浜で潮干狩りをする描写が度々あり、趣味と実益を兼ねて釣りも嗜んでいる様子。


面倒見がよく、人外かつ上位存在の邪神を相手にしても臆せずに話し合う胆力と、友達の為に一緒に問題解決に当たる優しさを持つが、根っこが明るくお調子者の要素の目立つ人間である為、マグちゃんからは知性を感じないと度々評価される。

彼女のそんな面は劇中の一コマを取ってファンから「うほほい」呼ばわりされており、一歩間違えればシリアスバトル漫画に陥りそうな本作における最強のシリアスブレイカーである。


時折一人称に『流々ちゃん』を用いたりとあざといように見えるが(特に物語初期)、上記の通り実年齢以上のしっかり者である。実際に彼女のツッコミの切れやウィットには富んでおり、頭の回転は悪くないが、建設的に情報を積み重ねる思考が苦手な様子。


深層心理編集

前述の人付き合いの良さと明るさを併せ持つ一方で、責任感と気遣いが悪い方向に働き易く、自分一人で問題を抱え込んでしまいがちなのが欠点。幼なじみの錬からはその部分を心配されており、一人暮らしである事実も周囲には公言していない。同居人であるマグちゃんからも時折り、その問題点を指摘されている。


上記の思考の原因として、母子家庭で母親が家事と仕事の両立に忙殺される姿に「お母さんのしたい事が出来ないのは自分がいるせい自分はいない方がいい」と自虐かつ自己否定の帰結に至ってしまった為。


それ故に他人に頼る事態・状況に極端に負い目を感じてしまい、行き過ぎると罪悪感に雁字搦めに陥ってしまう。劇中でも、母親との半年ぶりの再会に向けたクリスマスパーティーの準備を、マグちゃん達に手伝ってもらった翌日、交通機関全般が麻痺する猛吹雪に襲われた時は(あくまでも時節柄の偶然にもかかわらず)「周囲に助けられ甘ったれてたバチが当たった」との結論を口にする始末であった。


しかし、マグちゃんの叱咤で自分の我儘やエゴを肯定され、劇中初めて「他者の為」ではなく「自分の欲望の為」に『破滅』の力を使用。「破滅の炯眼」で雪が全て溶かされた後に母親と無事再会、母と離れて寂しかった本音を吐露した。


又、ミュスカーの策謀で夢幻の世界に取り込まれた際、母親に加えて亡き父親と楽しく談笑している情景が見られたのもあり、家族との繋がりそのものに飢えている節も見受けられる。


だが、この経験は上記の歪みを生んだだけに終わらず、むしろこの経験によって「何気ない平穏が続くことが一番の幸せ」とする、中学生とは思えない成熟した人生哲学を得た。


そして、後に自分に甘言を囁くユピススに上記の結論を伝えた結果、彼の存在の自発的な封印に導く大金星を挙げた。


対人関係編集

マグ=メヌエク(通称"マグちゃん")

突如居候をしてきた破壊神。

基本的に流々が一方通行気味にマグちゃんに接する関係だが、流々の無理をマグちゃんが諭す、マグちゃんが一線を踏み越えそうになると流々が制すると、お互いに気遣っている。


藤沢家編集

流々の近所で藤沢食堂を経営している。家族ぐるみの付き合いがあり、時折り食事も融通してもらっている。


藤沢錬

幼馴染の少年。好意を寄せられているが、流々本人は気付いていない。


藤沢鏻

錬の姉。流々を可愛がっており、流々もまた鏻の事を姉のように慕っている。

また、弟が「流々が好き」であるのも察しているが、弟には「脈が無い」と断言している。


クラスメイト編集


尾瀬唯歌

クラスメイトの一人。

流々以上におバカかつ精神年齢が低い為、流々が保護者になっている。


小深山桔梗

クラスメイトの1人のメガネっ娘

基本的な感性は流々と同じだが、オカルト趣味を暴露した後、マグちゃんのおかげでオカルト研究会の取り潰しを回避して貰って以降マグちゃんの信者になりつつある為、そんな時だけ困惑してしまうようになる。


関連タグ編集

破壊神マグちゃん

主人公 天真爛漫 貧乏 苦労性

ルルイエ


他作品の関連キャラクター編集

竈門炭治郎デンジ冬空コガラシ唯我成幸:いずれも掲載誌つながりの貧乏な主人公達。






























※ここから先、最終回のネタバレ









中学を卒業した流々は、地元の高校へ進学。




それも、決まってマグちゃんも一緒に……。



大学進学、ナプタークとの別れ、結婚、出産……。


そして自分の子供が自立、更に年老いていき、自分の命の灯が消えようとした時も、マグちゃんはそばに居た。


「…マグ……ちゃん…、…ありがとね…キミはあたしの…」

「孤独を壊してくれた…」

「もう…夢は叶ったよ…」


マグちゃん「…待て、頼む…まだ逝くな…」


こうして流々は、マグちゃんや家族に看取られ天寿を全うしこの世を去った。


尚、結婚相手については明確な描写こそされていないが、描かれた後ろ姿が黒髪の短髪であったり、本編終了後の「外伝」の内容、及び最終回で登場した少女・瑠璃の名字から""であると示唆されている。


ユピススが介入し(人生のネタバレを聞いた彼がすったもんだの末、勇気を出さ)なかった場合、流々は別の相手と結婚し、彼は流々に思いも伝えず誰かを伴侶にもせず孤独に死んでいたらしい。


流々とその"彼"の結婚式の際は、マグちゃんが流々とバージンロードを共に歩いた様子が描かれている。

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