神保町よしもと漫才劇場
じんぼちょうよしもとまんざいげきじょう
概要
東京都千代田区の神保町シアタービルの2階にある吉本興業の劇場。神保町花月をリニューアルするかたちで、2020年1月29日にオープン。
10年目以下の若手を育成する劇場として運営されてきたヨシモト∞ホールのコンセプトを受け継ぎ、東京吉本所属の若手のネタ育成に特化する劇場としており、リニューアル当初より東京NSC19期(大阪は36期)以降が所属している。
システム
グランドバトル
2020年2月~9月まで使われていたシステム。
当初は、2月前半・後半、3月前半・後半のグランドバトルで1位になった4組をSクラスとし劇場の看板芸人にする予定だったが、某ウイルスの影響で3月前半・後半のグランドバトルが中止となり、その後も未定となった。グランドバトルを再開できたのは8月。4組選出後、ランキングシステムの名称変更が行われた。
選出方法
・Sクラス…グランドバトルで1位になる
・Aクラス…グランドバトルに出場した組
・Bクラス…グランドバトルに出場する組を決めるバトルライブで5位以内に入った組
・Cクラス…それ以外
花鳥風月
2020年10月~2021年3月まで使われていたシステム。
ランキングシステムを花鳥風月へと変更。
それに伴い、クラス分けの呼び方も、Sクラスを花、Aクラスを鳥、Bクラスを風、Cクラスを月へと変更。また、今まで行っていた定期ライブ名も変更され、グランドバトル は頂(いただき)、バトルライブは戦(いくさ)、ネタライブは錬(れん)、ミックスライブは宴(うたげ)となった。
しかし、とある芸人が「神保町よしもと漫才劇場では花鳥風月のランクによって挨拶されるされないが決まるのではないか」との仮定に基づき問題提起をし、それがきっかけで所属芸人達が揃ってSNSで実情や反論を訴える運動が発生。その結果、このシステムが廃止となることが発表された事もあり、収束を図るために「さようなら花鳥風月ライブ」が開催された。
選出方法と特典
・花クラス…毎月開催のグランドバトルで1位になる。クラス降格はない。主催ライブ・企画ライブができ、ミックスライブ(神保町に属さない芸人の寄席)に優先的に出られる。
・鳥クラス …月3回のバトルライブにて作家票・社員票・客票による総合ポイントを集計。上位10組がグランドバトルに出場。ミックスライブに出演できる。
・風クラス…毎月のバトルライブにて上位10組を選出し鳥クラス下位5組との入れ替え戦に出場。
・月クラス…ネタ時間2分のゴングショー形式ライブに出場。1分経過後審査員のNG判断で強制終了となり、2分間ネタをやりきった組と一番票数が多かった組に風クラス下位5組との入れ替え戦出場を決めるライブに参加できる。
Jimbochoグランプリ
2021年4月以降に使用されているシステム。
先述のクラス分け制度を廃止し、かつて「花クラス」と「鳥クラス」だったメンバーは劇場所属メンバーとなり、「風クラス」と「月クラス」はオーディションメンバーになった。
劇場所属メンバーは2ヶ月に一度行われるネタバトルライブに出場。作家票・社員票・客票による総合ポイントを集計し上位10組を決める。上位10組には旧Sクラス・花クラス同様の特典がある。
オーディションメンバーは2ヶ月に一度の入れ替え戦で劇場所属メンバーを目指す。オーデションメンバーのライブは神保町よしもと漫才劇場ではなく無限大ドームIIにて開催される。