「リアリストだ」
CV:岩崎征実
概要
街を支配する2大グループの1つ、マルコムファミリーのリーダー東国原マルコムの弟。
デュエル修行の旅から帰還した際に、元チーム・サティスファクションのリーダーとメ蟹ックを利用して街をマルコムファミリーの支配下に置こうと計画し、成功する。
己の欲望のためなら実の兄でさえも利用するだけ利用して最終的に切り捨てて鉱山に送るという冷酷非情な男で、街の住人からだけでなく部下からも恐れられる。
敵を始末するためならたとえデュエル中であっても暴力行為で相手を排除することに躊躇いを感じない(ダイナマイトを投げ、デュエルを中断させる。人質を使って、相手にサレンダーさせる。etc…)。しかも、自分も爆発に巻き込まれながら実行する危険人物。
一時は頂点に立ったものの、元チーム・サティスファクションのリーダー、メ蟹ックの生存による再デュエル、元キング、自称「鉄砲玉のクロウ」の登場によるチーム・サティスファクションの再結成によって追い詰められた。
しかし、デュエルを放棄してロットンタウンの建物に仕掛けてあった爆弾を爆破させ、それに気をとられた隙に逃走する。(さすがリアリスト、汚い。)
その後、鬼柳に追い付かれた挙句に一騎討ちの対決となるも、インフェルニティ・デス・ガンマンを巡る壮絶な心理戦によって敗れ去り、最後はバーバラ共々セキュリティに連行された。
町長がいなくなったことにより、ロットンタウンはサティスファクションタウンへと名を変えたのだった。
使用デッキ、デュエルスタイル
魔法・罠カードをコストに相手にダメージを与えるバーンコンボを得意とする【オーガ】。多人数デュエルも想定した大型のD・ホイールに乗る。
劇中で引いたカードの内容が内容なので視聴者に積み込みと揶揄されているが、その内容は理想的に決まれば簡単に先攻1ターンキルが成立し、手札誘発のバーン対策や速攻魔法がない限り、文字通り何も出来ずに終わってしまう極悪バーンデッキ。
しかも、バーンが不発に終わっても墓地から発動する魔法・罠カードを採用し二重三重の布石を敷いており、遊星との再戦時にはエフェクト・ヴェーラーを無力化するカードを発動。「対策の対策」もキッチリこなしてみせた。
デッキ自体のパワーの高さ・完成度に加え、アニメとは思えない類まれなデッキビルドセンスを持つことから、「アニメキャラ最強の決闘者は誰か?」という話題が生まれたときに、ロットンを候補に挙げる人もそこそこいたりする。
ルドルフ・ハイトマンの古代の機械像すらOCG化した現状、ロットンの【オーガ】やガロメの地獄徴収官トイチはどうOCG化すればいいのかとやり玉に挙げられることも少なくない。
余談
作中での鬼柳達からの「それでもデュエリストか?!」に対して発言した「リアリストだ」は彼を象徴する名言の一つである。
本編では使用されなかった次回予告の台詞の中には「轢き潰して、粗引き肉団子にしてやる!」といった独特かつ印象深い台詞も存在した。(あまりに過激だったのか未使用になっている。)
5D'sはいわゆる「もう一つの正義」を掲げる哀しき悪役が目立つ作品だが、ロットンは典型的なヒールでありながらもクラッシュタウン編自体のカルト的な人気とそのブレないリアリスト的な思想・行動から非常に高い人気を博している珍しいキャラクターだったりする。