曖昧さ回避
『仮面ライダーSPIRITS』の登場キャラクター→大首領JUDO
説明
柔道の英語表記だが、日本において国際化されたスポーツ柔道を揶揄する際にも使われることも多い。
ただし、日本国内の大会でもJUDOと揶揄されるような組み手争いやポイント先行の逃げ切り戦術、あるいは非武道的(とされる)言動はしばしば行われており、日本人選手がそうした試合運びやふるまいをしてもお目こぼしされることが多く、ナショナリズムによっていったい何がJUDOであるのか基準がブレブレになることが多い。
2024年パリオリンピックにおいて、テディ・リネールが準決勝で試合後挑発的な態度を取ったことに対して日本人視聴者は激怒したが、誤審問題に巻き込まれ、判定を不服として5分間退場を拒否して畳の上で抗議を行った長山竜樹のスポーツマンシップに抵触しかねない行動に疑問を呈する日本人視聴者は少数で、むしろ同情的ですらあったのは象徴的事例である。
様式美を無視してルールに沿って勝利を目指す選手が現れるのは競技化・興行化した格闘技やスポーツの宿命でもあるが、反面日常の修練や余暇に行われる趣味としての柔道もまたそういったスポーツ柔道とは別物であり、国際大会の柔道を見て「海外の柔道は柔道ではない」と判断するのは早合点である。