スーパービーダマン
すーぱーびーだまん
概要
本編開始時点でのビーダマンは連射することが想定されておらず、ビー玉を一発しか装填できないという欠点があり、連射するにはガンマのように利き手でビーダマンを持って発射し、もう片方の手で補充用のビー玉を複数持つといったテクニックが必要だった。
つまり、タマゴをはじめとする両手持ちのビーダーにとって連射は不可能な行為だった。
そこでタマゴが両手持ちでビーダマンを扱う自分でも連射が必要な場面にも対応できるように、自分の相棒であるビーダマン「赤ボン」に改造を施して、ビーダマンそのものに連射用のメカニズムを組み込んだものが『スーパービーダマン』である。
具体的には「ビーダマンの頭の中の部分が空洞になっているため計二発分のビー玉を装填することができ、一発目を撃った後に、トリガーを離すとトリガーに仕込んであるスプリングが働いて二発目のビー玉が下に降りて発射可能になる」という機構が仕込まれている。
ちなみにアイディア・設計自体はタマゴの発案なのだが、実際に改造を施したのはタマゴの叔父の戸坂玉四である。
このビーダマンの頭の中をビー玉を貯める部分や通り道にするというアイディアは後に今後登場するビーダマンにも採用されることになる。
なお、電子書籍版では権利上の関係で赤ボン(ボンバーマン系のキャラクター)が使用できなかったらしく、ギョロ目でV字アンテナを有した赤い「ビーダマン」に差し替えられている(本記事のメイン画像でタマゴが持っているもの)。また、アニメ版では赤ボンの代わりに「スーパービーダマンホワイト」が登場している。
スーパービーダマンホワイト
前述の通り、アニメ版での赤ボンに相当するビーダマン。
ファイティングフェニックスからデルタシステムとOSギアを取り除いたような外観で、塗装も簡略化されており、フェニックス系列の原型機のようなデザインとなっている。
第1話前半時点では通常のビーダマンで眼も無かったが、玉四に改造を施され、連射を使用してスーパービーダマンとしての性能を発揮した後に眼が現れるという演出がある。また、どういうわけか頭部には最初から「OS」のマーキングが施されていた。