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利き手

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ききて

人間の左右の手のうち、先天的に反射・動作される手のこと。日常的に使っている利き手を、実用手ともいう。

概要

要約すると「意識せずに自然と使う方の手」のこと。

概ね、人間が持つ形質とされてはいるが、他の動物にも利き手など「身体器官の利き」に近い概念は存在するとされる。

利き手が生まれる理由はまだ完全に判明しているわけではないが、脳の左右非対称性な性質が影響しているとする説もある。

世間一般的には「右利き」が多数を占め、各種道工具類も右利き用に作られている場合が多く「左利き」である人々への配慮は少ない。

特に軍事方面では命に関わる為、兵器の扱いに関しては徹底的に右利きに矯正されるのが一般的である。

余談

利き手は先天的なものではあるが、両利きやクロスドミナンス(用途・動作ごとに使用する手を切り替える)などの例もあるので、一つの動作だけを見て利き手を判断することは他人には難しいのだが、(主に推理小説などの)創作物ではたった一つの動作でも判断材料になるため、「左利きの人間がコップを右手でもつ」等の描写をしたりすると「設定ミス」とか「作画ミス」と言われてしまうことが多い。

また、「手(腕)」以外の左右一対の器官である「足」や「目」「耳」などにも「利き」は存在するのだが「手(腕)」の利きに比べフォーカスが当たる事は少なく、せいぜい陸上やサッカーで「利き足」が注目されるくらいである。なお、これらは必ずしも利き手側と同じ側であるとは限らず、「手は左利きだけど足は右利き」、もしくはその逆という人も多くいる。

脚注

出典等

  • 辞事典

※a1 「利手コトバンク小学館『精選版 日本国語大辞典

※a2 「利手」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉

※b 「利き手」 コトバンク > 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』

※c1 「利腕」 コトバンク > 小学館『精選版 日本国語大辞典

※c2 「利腕」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』

※d1 「左利き」 コトバンク > 小学館『デジタル大辞泉』

※d2 「左利き」 コトバンク > 平凡社『改訂新版 世界大百科事典』、久保田競

※d3 「左利き」 コトバンク > 小学館『日本大百科全書(ニッポニカ)』、藤永保

※d4 「左利き」 コトバンク > 平凡社『百科事典マイペディア』

※e 「利き手」『英辞郎

※f "handedness" Cambridge University Press(ケンブリッジ大学出版局)"Cambridge Dictionary"

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