概要
人魚族の女王・クィーンマーメイドの娘。
「アランとローラの物語」に登場するアランとローラ(クィーンマーメイド)との娘で、数百年前のアランとローラが交わり、アランの子種を長きに渡り胎内に保管していたが、近年思う所があったのかこれを受精に用いて誕生したのがエル。
そのため、年若い人魚で、母に人間と接触を禁止されていたため、長い間人間を見たことは無かった(ただし、人間との性行為には興味津々だった)。王女としての自覚は持っているものの、活発で心優しい性格。
黒のアリスの唆される形で母を不幸にした人間を懲らしめるために、人魚の兵を率いてナタリアポートを襲った。そこにルカ達が現れ、説得に来たという彼の言葉を聞き入れずにそのままルカ達と戦うも敗れて戦意喪失する。
そこにローラが現れてルカ達と戦うがローラも敗れ、ルカがローラを説得するも人間を恨むローラは耳を貸さなかった。だが、エル自身は人間に対して特に恨んでいるわけではなく、そこに重傷を負った人間の少年を見たエルは、自らの血を分け与えて少年の傷を癒した。それを見たローラは人間への憎悪は消えないが次の世代に受け継がせるものではないと悟り、ルカ達に降伏して撤収した。
エピローグでは、ナタリアポートに母達とともに移住し、そこに住む人魚の少女達と友達になって仲良く遊んでいた。