概要
人魚族の女王・クィーンマーメイドの娘。
「アランとローラの物語」に登場するアランとローラ(クィーンマーメイド)との娘で、数百年前にアランとローラが交わり、ローラはアランの子種を長きに渡り胎内に保管していたが、近年思う所があったのかこれを受精に用いて誕生したのがエル。
そのため、年若い人魚で、母に人間と接触を禁止されていたため、長い間人間を見たことは無かった(ただし、人間との性行為には興味津々で、母から性行為の手ほどきは受けている)。王女としての自覚は持っているものの、活発で心優しい性格。
黒のアリスの唆される形で母を不幸にした人間を懲らしめるために、人魚の兵を率いてナタリアポートを襲った。そこにルカ達が現れ、説得に来たという彼の言葉を聞き入れずにそのままルカ達と戦うも敗れて戦意喪失する。
そこにローラが現れてルカ達と戦うがローラも敗れ、ルカがローラを説得するも人間を恨むローラは耳を貸さなかった。だが、エル自身は人間に対して特に恨んでいるわけではなく、そこに重傷を負った人間の少年を見たエルは、自らの血を分け与えて少年の傷を癒した。それを見たローラは人間への憎悪は消えないが次の世代に受け継がせるものではないと悟り、ルカ達に降伏して撤収した。
エピローグでは、ナタリアポートに母達とともに移住し、そこに住む人魚の少女達と友達になって仲良く遊んでいた。
もんぱら
『もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG』では、中章の後半から登場。魔王(第15代)の命令で、人魚達を率いてサン・イリアに侵攻する。母の言われるがままにサン・イリアで暴れていたが、そこに駆け付けたルカ達と戦って負けて撤退。
その後、住処であるライラの大滝でローラが負けたことで人魚族は降伏。そのローラからの頼みでエルが仲間に加わる。
仲間になった後、サン・イリアでの蛮行で人と人魚との間に深い溝を作ってしまったことを後悔し、贖罪するために傷付いた人々のために自分の血を使ってもらおうとアイアンメイデン(メイデン)の中に飛び込んだが、中は棘ではなく触手だったため失敗。別の贖罪する方法をルカ達と相談し、薬草を栽培することとなり、海岸の一角で菜園を作って栽培していた。そこにミニカニ娘が勝手に薬草を採ろうとしたことに怒って攻撃してしまうも、ミニカニ娘は菜園とは知らず、知っていたら採らなかったと話し、それによってエルは話すことをせずに攻撃してしまったその短慮さを深く反省する。その後、サン・イリアの神官達に育てた薬草を譲ることで治療に使われることとなり、王女としての役目を全うする。