ロボ太(ガンブレ)
ろぼた
概要
CV:松本保典
SD騎士ガンダム型のロボット。身長は人間の子供ぐらい。
ガンプラバトルシミュレーターのエンジニアとして主人公をサポートするカドマツが本業で勤めるハイムロボティクス社製で、子育て支援・子供の遊び相手用「トイボット」の試作機。
カドマツが彩渡商店街チームのエンジニアになってしばらくしたある日、試供品としてチームに持ち込まれ、メインのモニターになった主人公を「主殿」と呼び慕う。
「ロボットだからロボ太」というド直球なネーミングはヒロインのミサによるものだが、当のロボ太は「ロボットであることをそれとなく主張しつつ、古風な響きで大人の覚え能く、子供には覚えやすいなかなかの良い名前」「製造番号で呼ばれるのとは違う良さがある」と思っていることが後々の独白で判明する。
自律的に行動できる高性能なAIを搭載しており、模型屋の店番からガンプラの制作、ガンプラバトルへのプレイヤーとしての参加も可能。ガンプラバトルでは主にSDガンダムBB戦士を使用する。
玩具用ロボットが人に過度な愛着を抱かせてしまうと「ロボットが車に轢かれそうになった時、子供が身を挺してロボットを守り事故に遭う」といった危険性が考えられたので、人間とのコミュニケーションを制限するためスピーカーを搭載しておらず、当初は喋れなかった。
しかし、言語思考機能はしっかり実装されているので、ボイスチャットが使えるガンプラバトルシミュレーター内では音声データを作り出して普通に会話が可能。
これはロボ太自身が自発的にセッティングしたもので、高度な応用を自律的に実行した様子には開発メンバーであるカドマツも驚いていた。
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ここから先はガンダムブレイカー3DLCに関わるネタバレを含みます。
本編では、共に成長していくチームメンバーといったポジションのロボ太だが、連作となっているDLCでは全体の展開に深く関わる重要キャラクターとなった。
特にDLC第4弾では
「自分はトイボット。つまり玩具だが、人間は成長すれば玩具から卒業するものだ。その時、自分はどうなってしまうのか」「だが、玩具である自分がヒトと一緒に居続けたいと考えるのは悪い願望だ」
という不安から逃避するため「ロボットはヒトと対等な友達になれるのか?」という思考の無限ループを続ける状態に陥ってしまう。
このループから抜け出す刺激を与えるため、カドマツはシミュレータを介してロボ太の思考をガンプラバトルのフィールドにつなぎ、主人公とミサはロボ太の思考スペースに突入。
セキュリティシステムを突破し、奥地に待ち構えていた騎士ガンダム(ロボ太自身)と、サタンガンダム(悪い願望の象徴)の元にたどり着き、ミサが「友達なんだから悩みぐらい話してよ!」と呼び掛けたことで不安とループを払拭することに成功。
歓喜するロボ太は「封じ込めていた願望」であるサタンガンダムを受け入れて融合し、カドマツからは成長のお祝いとして騎士スペリオルドラゴンの姿を贈られた。
DLC第6弾では、軌道エレベーターにテロを仕掛けたナジールとの決戦を戦い抜くが、諦めないナジールは最後の手段を使って軌道エレベーターに迫り、ロボは独断で準備していた宇宙用スラスターを使って立ち向かう。
自身のバッテリーを繋げた電磁スピアでナジールの凶行を阻止し、未来への希望を語らって思いとどまらせたが、直後に起こった小爆発に弾き飛ばされ宇宙空間に放り出されてしまう。
最後の一撃のためにバッテリーの電力を使い切っていたロボ太は、地球を見つめて友人たちを想いながらスリープ状態に陥り意識を喪失、そのまま捜索可能なエリアの外へと漂流していった…。
暗転していた画面に突然電力が供給され、ロボ太は目覚める。
相変わらずの真っ暗な宇宙空間。しかし目の前にはなんとインフォちゃん。そして実物大のRX78-2ガンダムが。
技術が進歩して小さな漂流物さえ発見できるようになったおかげで助けに来れたと説明するインフォちゃん。
それどころか、世は「モビルスーツが自家用」で所持でき「宇宙も気軽に来られるようになった」ほどに時代が進み、スペースコロニーまで建造されていた。
ここまで技術が発展したにもかかわらず、ロボ太が皆と別れてたった30年しか時間が経過していない、つまり友と再開できるという事実に驚愕しつつも、「本当に…楽しみだな!」という歓喜の声とともにDLCストーリーは幕を閉じた。
ここから先はガンダムブレイカー4のストーリーやDLCに関わるネタバレが含まれます。
前述の通り、ガンブレ3の6年後であるガンブレ4の時期にはまだ絶賛宇宙漂流中なのでロボ太本人は登場しない。
しかし、ロボ太と同じCVで騎士ガンダムの鎧を纏ったアバターを使い、そして口ぶりも似ているアータルというキャラが登場する。
本編では匂わせるような言葉が少しあった程度なのだが、DLCでは彼が「ロボ太のAIを元に作られたガンプラシミュレータのサポートAI」だったことが判明。言うなれば弟のような存在だったうえ、GBBBB運営のマザーAIのアウラも、ロボ太のAIをベースに作られている事が明らかになった。
ロボ太の心として成長していったAIの技術が、ガンブレ4の舞台を形作る基礎となっていたのである。