氷結界の龍ブリューナク
ひょうけっかいのりゅうぶりゅーなく
概要
遊戯王OCGのデュエルターミナル第1弾に収録された水属性・海竜族のシンクロモンスター。
氷結界に属し、グングニールやトリシューラと並んで「氷結界の龍」と称される。
場のカードを除去する能力が強すぎて一時は公式大会で使用禁止にされたこともある。現在はエラッタ(調整)を受けて普通に使用できる。
エラッタ前のカード性能
カードテキスト
シンクロ・効果モンスター
星6/水属性/海竜族/攻2300/守1400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分の手札を任意の枚数墓地に捨てて発動する。その後、フィールド上に存在するカードを、墓地に送った枚数分だけ持ち主の手札に戻す。
解説
シンクロ条件に縛りがなく、効果も扱いやすいため、汎用性が高いモンスターである。そのため、カードショップなどでは高値で取引されることが多かった。
《スターダスト・ドラゴン》に無効にされない除去である「バウンス」なので「破壊」より強い除去効果と言える。だが、攻撃力が2300と少し頼りないので、極力フィニッシュを決めるターンで出すのが望ましい。最悪、除去されたあと《死者蘇生》などで奪われ、こちらがピンチになってしまうこともあった。
また自分フィールドのカードをバウンスして無限ループコンボに悪用されるなど、その高すぎる汎用性で様々な用途に使われた。
シンクロ召喚全盛期に制限カードとなり、その後もレベル6の筆頭シンクロモンスターとして活躍してきたカードであったが、12/09/01の制限改定でついに禁止カードに指定された。
同朋のトリシューラとは1年にわたって共に禁止カードとなっていたが、あちらは13/09/01の制限改訂で制限復帰。
召喚時に効果を潰されたら殴るしか出来ないあちらと違い、こちらはたとえ1ターン効果を潰されても次のターンには効果を使えるため、「効果潰しのカードが増えた現環境でも復帰は厳しい」と目された。
現在のカード性能
カードテキスト
(攻守等のスペックは同じ)
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「氷結界の龍 ブリューナク」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を任意の枚数墓地へ捨て、捨てた数だけ相手フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
解説
2017年1月、エラッタにより禁止カードから解除される事となる。
効果は1ターンに1回しか使えない(一回でやるなら手札が尽きない限り戻せる枚数に制限はない)、自分フィールドのカードには使えないという、主にセルフバウンスによるループコンボを封じるテキストになった。
過度の悪用は防ぎつつ、強力な除去カードとしての存在感は維持した良調整と言えるだろう。