将軍暗殺篇
しょうぐんあんさつへん
将軍暗殺篇とは、漫画『銀魂』の長編の一つ。
概要
銀魂の大きな転換点で、ターニングポイントとなったエピソード。
原作では第502訓~第524訓。単行本第56~58巻に収録されている。
話は将軍徳川茂茂が徳川喜喜を筆頭とする一橋派によって暗殺されかけた所から始まる。護衛の猿飛あやめによって無事阻止されるが、一橋派の過激派が殿中内部までに及んでいることを危惧し、将軍は江戸から出奔することになる。そして一橋派の背後には、高杉晋助や神威の姿も……。
遂に繰り広げられる、宿敵・高杉との死闘。そして将軍の危機。この一篇だけで後の展開に大きな影響を及ぼす重要な出来事が多々起こった。
さらに、銀時たちの師・吉田松陽と銀時らの過去の真相も明らかとなる。
ファンから「胃が痛い」「心臓を雑巾絞りされているような気分」「考えるだけで鬱になる」など評される、非常にシリアスな話である。
吉原炎上篇を追い抜き、銀魂最長の長編になったが、直後に始まったさらば真選組篇にすぐ話数を追い抜かれた。
この長篇から銀魂の物語は佳境に入り、さらば真選組篇、烙陽決戦篇、そして最終章の銀ノ魂篇と、連続した概ねシリアスなストーリーが繰り広げられながら結末へと向かっていくこととなる。
アニメ版
アニメでは2015年12月より通算300話数目(第3期としては35話目)から始まった。
事前より大々的に予告されており、本放送ではOPやEDのアニメーション、アイキャッチ等も微変更された。
余談だが第3期では将軍暗殺篇より前の日常エピソードがかなりカットされている。この内愛染香篇は単行本限定版の特典として、他はTVシリーズ4期のポロリ篇としてそれぞれアニメ化された。こうなった原因は2015年からずっと後、2018年に放送されたアニメ第4期の最終話にて明かされることとなる。