東方輝針城
とうほうきしんじょう
概要
東方Project(東方シリーズ)第14弾。
正式なタイトルは「東方輝針城 ~ Double Dealing Character.」
「新しくなくレトロでもない、ゼロ年代ネオレトロ弾幕シューティング」をテーマに、複雑なシステムを取り入れずに制作しているとのこと。
本作ではSTGでは東方花映塚以来、つまり8年ぶりとなる十六夜咲夜がレギュラーとして復活し、チーム妖々夢のメンバーが再結成されることになった。
※今作からWindows XPは対象外になっています
また、作品発表形態として従来のディスク形態に平行してインディーゲーム配信サイト・PLAYISMにてダウンロード販売が行われている。
本作は上海アリス幻樂団初のダウンロード販売に対応した作品となった。
ストーリー
暴れる妖怪騒ぎはあちこちで起こっていた。
勝手に動き出す道具も散見される。
一体何が起こっているのだろうか。
霊夢達にも、暴れている妖怪達にも判らない。
次第に不安の雲が空を覆い始めていた。
強い風に軋む巨大建造物の音。
幻想郷に不協和音が鳴り響いた。
登場人物
空飛ぶ不思議な巫女/博麗霊夢
妖器「お祓い棒」使用
高速時 | 低速時 | |
---|---|---|
ショット | ホーミングアミュレット | よくばり大幣 |
スペルカード | 妖器「無慈悲なお祓い棒」 |
妖器を使用しない
高速時 | 低速時 | |
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ショット | ホーミングアミュレット | パスウェイジョンニードル |
スペルカード | 霊符「夢想封印」 |
大人しいはずの霧の湖に異変を感じ始めたため、解決に向かう。東方シリーズでは初と思われるお祓い棒が特徴のショットやスペルが搭載されている。妖器「無慈悲なお祓い棒」は、巨大化したお祓い棒を左右に振り回す技。彼女の特徴はいつも通り当たり判定、グレイズが小さい 。
普通の魔法使い/霧雨魔理沙
妖器「ミニ八卦炉」使用
高速時 | 低速時 | |
---|---|---|
ショット | イリュージョンレーザー | 八卦ファイア |
スペルカード | 妖器「ダークスパーク」 |
妖器を使用しない
高速時 | 低速時 | |
---|---|---|
ショット | イリュージョンレーザー | マジックドレインミサイル |
スペルカード | マジックアブソーバー |
霊夢より先に異変を解決しに行こうとしたが、いつもより火力の強いミニ八卦炉に見とれる。
マスタースパークに似た妖器「ダークスパーク」は、名前通り、禍々しい黒紫色をしたマスタースパークを放つ。そして前作同様、敵の方向に攻撃する。
紅い悪魔のメイド/十六夜咲夜
妖器「シルバーブレード」使用
高速時 | 低速時 | |
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ショット | スローイングナイフ | 妖剣シルバーブレード |
スペルカード | 妖器「銀色のアナザーディメンジョン」 |
妖器を使用しない
高速時 | 低速時 | |
---|---|---|
ショット | スローイングナイフ | スマートロバー |
スペルカード | 時符「デュアルバニッシュ」 |
さわがしい霧の湖以外でも異変が起こっていることを知った彼女は、謎の妖剣を手に調査に向かう。妖器「銀色のアナザーディメンジョン」は、自機の周辺にバリアを生み出し、敵弾を完全に無効化する技。 バリア展開中に被弾すると全画面の敵弾を消滅させて技が終わり、逆に時間経過でバリアが消えた場合はスペルカードのかけらが三つ出現する。逆に、敵に当たった場合は無効である。
登場ボス
5面ボス:鬼人正邪
今回の輝針城異変の黒幕。 鬼でもなんでもないただの捻くれた小物妖怪であったが、安定していた幻想郷をぶち壊し、弱者が支配するという大きな野望を抱いていた。そこで、弱者が見捨てられない楽園を築こうと少名針妙丸の小槌で世界を変えようとした。
楽曲一覧
番号 | 曲名 | 備考 |
---|---|---|
01 | 不思議なお祓い棒 | タイトル画面テーマ |
02 | ミストレイク | 1面テーマ |
03 | 秘境のマーメイド | 1面ボス・わかさぎ姫のテーマ |
04 | 運河を行き交う人妖 | 2面テーマ |
05 | 柳の下のデュラハン | 2面ボス・赤蛮奇のテーマ |
06 | 満月の竹林 | 3面テーマ |
07 | 孤独なウェアウルフ | 3面ボス・今泉 影狼のテーマ |
08 | マジカルストーム | 4面テーマ |
09 | 幻想浄瑠璃 | 九十九弁々・九十九八橋のテーマ |
10 | 空中に沈む輝針城 | 5面テーマ |
11 | リバースイデオロギー | 5面ボス・鬼人正邪のテーマ |
12 | 針小棒大の天守閣 | 6面テーマ |
13 | 輝く針の小人族 ~ Little Princess | 6面ボス・少名針妙丸のテーマ |
14 | 魔力の雷雲 | EXTRAステージテーマ |
15 | 始原のビート ~ Pristine Beat | EXTRAボス・堀川雷鼓のテーマ |
16 | 小槌の魔力 | エンディングテーマ |
17 | 不思議な不思議な道具達 | スタッフロールテーマ |
※「プレイヤーズスコア」は妖精大戦争と同じ。
その他
- 今回よりグラフィックの解像度が640×480(VGA)→1280×960(QVGA)になり、グラフィック自体が1280×960を前提にしているので、より精細になっている。ただし4:3の画面の比率やゲーム画面のドット描写はこれまでの作品と同様。
- 頒布から3ヶ月という早さで、SOUND VOLTEXではこの作品を題材としたアレンジ楽曲およびアピールカードイラストのコンテストの開催が決まった。応募期間は2013年11月18日~同年12月9日まで。
- 2022年2月25日に開催されたサタプロでインディーゲームに対してもともと日本にはこのようなゲームが存在しているのだという気持ちで作ったと語られた