井上政重
いのうえまさしげ
井上政重とは、、江戸幕府の大目付としてキリシタン迫害を実行し、下総国高倉藩の藩祖となった人物。(1585-1661)
概要
徳川家康の家臣だった井上清秀の四男として生をうけた。
1627年に従五位下・筑後守に叙任し、1632年に江戸幕府の惣目付(のちの大目付)となる。宗門改役を任ぜられ、キリシタン禁令政策の中心人物となった。
1640年には、1万石を領し大名に列し下総国高岡藩の藩祖にまでなる。
1644年、大目付として宮城和甫と共に、諸大名に正保国絵図・正保郷帳の作成を命じた。
1660年に嫡男・政清に家督を譲って隠居。幽山と号し、1661年に死去した。
余談
- 遠藤周作の『沈黙』ではモチーフの井上筑後守が登場する。
- とあるアメリカの歴史家は井上政重のキリスト教徒迫害を、ナチスのホロコースト責任者アドルフ・アイヒマンと比較した。
- オランダ東インド会社には何度か面会していた。