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王騎の編集履歴

2012-12-30 14:55:22 バージョン

王騎

おうき

王騎とは、漫画『キングダム』の登場人物。

概要

かつて昭王の元で中華全土を震え上がらせた秦の六将軍最後の生き残り。『秦の怪鳥』という異名を持つ。分厚い唇に巨大な体躯、三つに分けられた顎髭が特徴。

誰に対しても敬語だが、どことなくオカマっぽい口調で喋り、『ンオッフウ』、『ココココ』という独特な笑い方をする。飄々とした性格で、どのような状況でも冷静さを失わない。

圧倒的な武勇と戦場全体を見通す高い知略の持ち主で、副官騰を始めとする非常に精強な配下を従える。昌文君とは付き合いの古い戦友で、彼が文官となった今でも一目置いている。


伝説的な英雄だが、昭王や戦友たちの死、台頭した呂氏による戦の私物化などから戦いへの情熱をなくす。王弟の反乱時は、政側についた昌文君と戦う目的で王弟派に付き、政や昌文君らと敵対した。しかし、昌文君の『政は昭王を越える』という言葉から政に興味を持ち、争いから離脱。最終的には政に味方した。

その後も一線を退いていたが腕は衰えておらず、秦魏戦にもちょっかいをだしている。

趙軍の襲来に際して将軍に復帰。かつて同じ六将軍であり、結婚の約束をしていた摎(キョウ)を殺した龐煖(ホウケン)が趙軍の総大将と知り、過去の因縁に決着するべく秦軍総大将として出陣する。


始まった対趙戦では、策略で敵将を討ち取るなどで戦いを有利に進め、敵本陣を追い詰めた末に宿敵龐煖との一騎打ちを演じる。

しかし、潜んでいた敵将李牧の策と李牧配下の魏加の不意打ちが原因で、龐煖から致命傷を受けてしまう。死に瀕しながらも配下が死力を尽くしたこともありなんとかその場を離脱。そして信、騰、蒙武にそれぞれ言葉を残し、新たな時代の到来を予感しながら息を引き取る。摎の敵討ちは成らず、政に可能性を見出した矢先の無念の死であったが、その最期は大将軍としての威信と誇りに溢れたものであった。


信のことは『童信』と呼び、修行を受けるために押し掛けて来た際は基本を学ぶための別の課題を課して遠回しに助言したり、自身の死に際に愛用していた矛を託すなど、若き才能として期待していたようである。

また、当初は距離を置いていた政も最終的には仕えるべき王として認め、秦趙戦出陣前に昭王の遺言を伝えている。一時代を代表した人物として、その死後も多くの人々に影響を与えた。


モデル

『王騎』という武将は存在せず、戦国時代の秦の将軍である『王齮』がモデルではないかと思われる。昭王の代から仕えていた武将だが、史記に『紀元前258年に趙を攻めて首都邯鄲を包囲』、『後の始皇帝である政の秦王即位に伴い将軍に任じられる』、『紀元前246年死去』といったわずかな記述が伝えられているのみである。同じく昭王に仕えた将軍王齕(オウコツ)と同一視される場合もある。キングダム劇中での活躍や、「秦の六将軍」といった諸々の設定は完全にオリジナルである。

関連タグ

キングダム 原泰久  魅惑の唇

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