概要
文字通り負けることを嫌う性格のことである。勝ち気とも。資料によっては「勝利至上主義」と同列に扱われることもある。
元々男性の場合はプライドが高いため負けず嫌いな傾向があり、敢えて性格として負けず嫌いと述べる場合は女性に対して用いることが多い。
勝ち気、男勝りなどの性格と併用されることが多く、ツリ目のキャラクターであることが多いように思われる。
しかし、負けず嫌いにもデメリットはあり、度が過ぎると「負けを素直に認めない」「他者を敵視したり、ライバル心を抱きやすい」「人の意見を聞かない」「視野が狭い」「知ったかぶり」などのマイナスなイメージを持たれる事があり、それが災いして周りに迷惑をかけたり、見栄っ張りに見られたり、(最悪の場合は)人間関係が壊れたり死ぬこともある。
中には、かまってほしい事を隠すために負けず嫌いになっていることもある。
誤用
確かに負けず嫌いであるものの、実力がライバルと引き分けか僅差で余裕があったり、ポジティブで上昇志向が強かったり、敵であり憧れでもある心に決めたライバルにしか対抗しなかったり、ライバルへの対抗心を自分自身の目標や親友のために活かしたり(断じて、ライバルの元に直接邪魔をしに行ったり、「相手は誰でもいい」「自力で親友を作れないから舐めている人物が親友を連れてきた機会を狙おう」と言わんばかりに無差別な略奪愛をしに行ったり、ライバルの猿真似をしたりはしない)、争いが乳比べなどのギャグバトルだったり、負けず嫌いからは程遠いHSPや内向的な中間層などが、一方的に苛めてくる相手に「自分は底辺じゃない」「攻撃しないでくれ」と文句を言っているだけのケースが、「ものすごい負けず嫌い」「ツンデレと別の意味で素直じゃない人物」というレッテルを貼られるケースもある。
目立った落ち度がないのに虐待、差別を受けている人間が、「嫌われる行動さえ取らなければ苛められなくなり、普通の扱いに戻れる」と必死に足掻いているだけの様子が負けず嫌い、承認欲求と誤解されるケースもある(権力者や恋人に好かれようとするのと、ライバルに対抗するのと、ゆるい日常生活を送るために苛めから脱しようとするのはそれぞれ別の行為である)。
下手なレッテル貼りは、相手ではなく自分が陰湿だと思われるだけなので止めよう。
また、負けることは恥ではない上に、勝ちに拘るか相手を徹底的に追い詰めるために粘着している時点で精神が未熟のままであることを、知っておくべきことである。
フィクションで、負けヒロイン・負けヒーロー・ギャグキャラよりもヒドインのほうが性格が悪いのが典型例と言え、ヴィランとも性格が違っている。
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