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概要

CV:森久保祥太郎

主人公・ロキ悪友腐れ縁にして、作品のヒロインである大堂寺繭良同級生

普通の貧乏学生に見えるが、その正体は北欧の神雷神トールであり、ロキからは比喩表現として雷の別名である「ナルカミ」+「くん」=「ナルカミくん」と呼ばれている。父はオーディン。鉄腕アルバイターですっかり人間界になじみ、王位第二継承者であるにもかかわらず神としての威厳を忘れているため、北欧の神々からは赤貧神と呼ばれることもある。劇中ではボケ役であり、ロキに暴力的なツッコミを入れられることもあった。

人物

基本的に正義の味方で、悪や犯罪を許さないなどの神らしい面が散見される。しかし、アルバイトの内容が泥棒だとは知らず運び屋まがいの仕事に手を出してしまったこともあったが、それに気づいた時には持ち前の正義感で雇い主を倒そうとした。だが、貧困のあまり、校内でダフ屋まがいの行為を起こして教師に叱られたこともある。

神の一人でありながら、学業はからきしであり、家庭教師のバイトをする際にロキの出された小学生レベルの問題も解けない。なぜ、高校生の身分でいられるのかが不思議であるが、某漫画でいう「引き算ができれば入学できる高校」なのか、というと「少女漫画寄りの作風」なのでそれはないだろうが、神の特権による記憶操作、もしくはフィクションであることの不文律と解釈していいいだろう。

獲物

常に木刀を携帯しており、ミョルニルと名付けている。ミョルニルがないと死人のように生気を失う。これは、北欧神話におけるトールの武器で、なおかつ本来はハンマーある。劇中では木刀のミョルニルで人間界にはびこる悪党成敗に使っているが、原作第二部『RAGNAROK』では一度、ヴェルダンディーの魔法によって、木刀のまま本来のミョルニルの機能を搭載されたことがある。その上で、オーディン(バルドル)の魔法(呪い)によって、本来のハンマーであるミョルニルでロキに奇襲をかけるが、ロキの言葉「僕の味方だって言ってくれたよね?」という旨を言われて正気に戻り、同時にミョルニルが木刀に戻ってロキに破壊された。その後、号泣するが、ロキによって闇野のお土産の木刀を譲渡されて上機嫌になる。

女性関係

女性運が悪く、ロキと共に女性の部屋に聞き込みをしに来た際には来ている服のせいで「女性の寝室に青少年は立ち入り禁止よ!」とポイされたり、番外編では仲良くしていた(見た目の)同世代の少女が実は幽霊であり、取り憑かれてエネルギーを吸収されたり、第三部では見た目が女性の同級生と恋仲になるが、実は男だと知らないまま失恋したりするなど徹底している。

その反面、フレイにかけられた呪いのせいでオタク化したロキに「二次元でパンチラが見えそうで見えない部分より生の方がいいぞ!」とまゆらのスカートを風でめくるなど、ロキのためとはいえ最低な行為を犯しているほか、第二部の番外編でまゆらとスクルドの対決でジャッジ役を買って出るが、それは自分が楽する行為だったため、二人にダブルパンチの制裁を受けた。

それでも、ヤクザのパシリである「眼鏡の小太り男」による「アイドルデビュー詐欺」に掛かって学園の購買で万引きを犯そうとした少女を止めたり、同じくリストカットをしようとした少女を救うなど、女性(ほとんど同世代)を助ける場面も割と多い。

また、子持ちでありながら人間界に馴染んでいるため、同世代の少女との恋愛に憧れる面もあり、よくまゆらと共にロキの事務所をアットホームにしているため、同級生たちから「付き合っているのでは?」と誤解されたこともある。そのことを指摘されるまでまゆらのことも少なからず意識していた素振りも見せているが、あくまで友人関係にまでとどまっている。恋愛にあこがれを持つ面は第二部までの設定であるため、妻がいれば明らかに浮気になるのだが、第三部で息子たちが登場してもなお恋愛の場面が描かれていることから、妻には先立たれていることを示唆するような構成になっている。

家族

父はオーディン。また、第三部から息子のマグニモージがいる設定が追加された(人間界では役者のまねごとをしている)。

備考

人間界での氏名の下の名前は不明。単行本のおまけにて、作者である木下さくらにこのことに詰問した結果、「鳴神うさぎ」とされてしまったネタがある。

関連タグ

魔探偵ロキ

トール……モデルとなった北欧神話の神。