概要
『スマイルプリキュア』23話「ピエーロ復活! プリキュア絶体絶命!!」にて、マジョリーナがバッドエンド空間の力でパワーアップした姿。
この姿になる前に「闇の絵本」でバッドエンド空間を展開していたが、その時にしかなれない姿なのか、いつでもこうなれるのかは不明。
ちなみに、この姿になっている間は「マジョリーナ・タイム」というらしい。
ウルフルンやアカオーニはパワーアップしても外見はさほど変化していないのに彼女は変身前からは想像できないような若々しくグラマラスな姿に変身したため、視聴者の度肝を抜いた。「この姿になったアタシはいつもと違うわよ」と言い放ち、まさにその通りの活躍を見せた。
前回の予告の時点で後姿だけが登場しており、その時点でもかなりの話題を呼んでいた。普段とはあまりにもギャップのある色っぽい声と美貌が、一部の大きなお友達のハートをぶち抜いたと思われ、放送後も「踏んでください」「ババア結婚してくれ」と叫ぶ者が後を絶たない。pixivでも関連絵が一気に増殖している。
とりあえず、例のお巡りさんは勝ち組といわざるを得ないだろう。
登場
初登場は23話の決戦。水晶から電撃を放ったり、分身による幻惑戦術を駆使する他、老婆モードの時は見せたことのなかった肉弾戦でもキュアマーチを圧倒。体術と魔法を組み合わせた戦闘スタイルでマーチを追い込むが、マーチシュート乱れ撃ちで分身もろとも吹き飛ばされ敗北した。
が、28話で再び登場。休止を挟んでいるものの、話数でみれば僅か5話という早さでの再登場である。やや不意打ち気味での登場ではあったが、再登場を待ち望んでいた人は歓喜したに違いない。
怪奇現象を起こしてプリキュアを驚かせるため、学校の建物を丸ごとアカンベェにする。ちなみに全敵幹部を含め通常回で最も早くアカンベェを使った回と言っても過言ではない。まだ中間のCMにも入っていなかった。
アカンベェの体内にプリキュアを閉じ込めた後、自身は若返った姿で美術室のポスターにまぎれこみ、「毒りんごはいかが?」とプリキュアを驚かせる。
そして満を持してプリキュアの前に登場するが、若返りが可能なことをプリキュア全員が(なおから聞いて)知っていると思っていたらしく、なお以外の4人に「誰?」と言われた時は憤慨していたが、その後やよいに「美人」と言われ見とれられた時には「私は世界で一番美しいのよ」と得意げであった。
しかし、現れてから3分にも満たない時間で元の姿に戻ってしまった。どうやら「マジョリーナ・タイム」には時間制限があるらしい。戦闘そのものも、校舎にとりついたアカンベェが巨大すぎて動くことができず、全く役に立たずにやられている。
42話ではキュアマーチに追いつめられたところを、「もう後には引けないんだよ!」と叫んでアカンベェの中で若返り状態に変身。同時に操っていたリンゴアカンベェの色が緑から赤に変化した。ジョーカーから最後通告を受けていたせいか、目が赤く光り、アカンベェは巨大化した。キュアマーチと激しく打ち合った末に新必殺技「マーチシュートインパクト」を食らってぶっ飛ばされるが、負けじと反撃。このときに放った攻撃がなおの弟妹たちに直撃したかに思われたが、他の4人が駆け付けて無事だった。最後はロイヤルレインボーバーストを食らって敗れ、元の姿に戻って去って行った。
45話では最後の黒っ鼻をウルフルン、アカオーニと同様に自らのパワーアップに使用。肌は全体的に緑を帯びて、目は黄色くなり、歯はドラキュラのように鋭くなるなど、まさに悪女といった感じの若返りスタイルに変身する。
リンゴの芯のサーベルや分身術、キャンディの幻影を使うなどして戦い、黒っ鼻の力でプリキュアたちを追い詰める。そして、自分の過去を話すと戦いの手を止めたプリキュアに混乱し、遂には自我を失って凶悪なモンスターへと変貌してしまう。だが、キュアハッピーの優しさに心を打たれて体から怒りや憎しみといった感情が抜けて、メルヘンランドの妖精の姿・マジョリンに戻った。
ちなみに、37話では『ニンゲンニナ~ル』を使い、スケ番を思わせるかのような格好で七色ヶ丘中学校に現れた。