ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

B1bisの編集履歴

2013-01-23 10:07:20 バージョン

B1bis

びーわんびす

フランス陸軍が第二次世界大戦時に運用した重戦車。 尚、本記事ではB1についても触れる

概要

開発経緯

1929年から30年にかけて、フランス陸軍のエスティエンヌ将軍の「1921年計画」に応える形で開発が進められた新型中戦車シャールB型(シャールはフランス語で戦車を意味する)の発展型とも言える重戦車である。彼は第一次世界大戦においてフランス軍が使用したシュナイダーCA1サンシャモン突撃戦車のような歩兵支援用の重砲を搭載したタイプの戦車を提案した。それは47mm級、あるいは75mm級の戦車砲を車体に装備するもので、シャールB型はルノー社とFCM社が試作車を製作しているが、生産型となるB1では 両方の良いところをうまく組み合わせている。

量産型

 量産型は、この時代の大型戦車らしく大口径砲を車体部に搭載し砲塔には小口径砲を装備したもので、小型の鋳造砲塔には半自動式の47mm砲が、車体には短砲身の75mm砲が搭載されている。75mm 砲は車体に据え付けられているため射角は限られていたが、車体にFCM社が改良したサスペンションと操向装置が組み込まれていたおかげで、車体自体の旋回性能が高かったので75mm砲も容易に照準をあわせることができた。また、床下の脱出ハッチや自動漏れ止め燃料タンク、機械室と戦闘 室を仕切る耐火隔壁など斬新な設計も盛り込まれていた。

B1からB1bis

1937年代に装甲強化や出力強化を施した改良型であるB1bis(bisは二番目を表す略称)に生産が切り替わっており、フランス陸軍機甲部隊の主力戦車として就役した。第二次大戦開戦時には戦車砲や対戦車砲も歯が立たない強力な戦車として期待されたが、機動性に乏しかったため空陸一体の攻撃を繰り出すドイツ軍に各個撃破されてしまった。

ドイツのB1

 フランス占領時に生き残っていた車両はドイツ軍に鹵獲され、フランス駐留部隊に配備されているが、ごく一部の車両が東部戦線に投入されソ連軍と砲火を交わしている。

関連イラスト


別名・表記ゆれ


関連イベント


関連タグ


この記事のカテゴリ

フランス 戦車

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました