概要
2002年5月10日放送
蚊の頭部を模したヘルメットで、これをかぶると羽が生えて、体が蚊のように小さくなる。その状態で、任意の者の首元で、蚊が血を吸うようにヘルメットの先端を突き刺すと、相手の任意の記憶を吸い取って忘れさせることができる。なお、使いすぎると副作用として蚊取り線香が苦手になる。
ストーリー
神社に肝試しにやってきたが、のび太はカラスの鳴き声でも怖がって尻もちをついてしまい、肝試しには少し早すぎるのではとジャイアンに言ったが、夏に向けての特訓だと言われてしまい、しずかも肝試しには乗り気だった。これにのび太は一人帰ろうとしたが、「それじゃあ困る」とスネ夫に呼び止められ、ジャンケンで負けた者から先に行き、墓場の一番奥の木の下にあるスタージャイアンのブロマイドを取って来ることになった。
これにのび太はどうせ自分が負けるに決まってると思い、ストップをかけて、勝った方から行くことを提案し、皆も了承してくれたが、こんな時に限ってのび太はパーを出し勝ってしまった。そしてのび太が出発すると、ジャイアンとスネ夫はお化けに変装して驚かしに行き、これを見たのび太は案の定驚いて引き返してきたが、そこにたまたま懐中電灯を自身の顔に向けたしずかが立っていたため、再度驚いて最後には茂みに頭から突っ込んでしまい、顔を蚊にも刺されてしまった。
更にジャイアンとスネ夫はのび太のこの様子を明日、学校で言いふらすと言ったため、のび太は帰宅後ドラえもんに手当をしてもらいながらこのことを泣いて説明。更にしずかにまで笑われてしまったことも言い、これだけは少し疑われたが、同情はしてくれ「バキューム蚊」も出してくれた。するとこの時、ママが宿題が終わったのか聞きに来たため、ドラえもんがこれを試しに使用し、彼女の記憶を吸い取って見せた。
さっそくのび太もこれを持ってスネ夫の家へと行き、ドアが閉まっていたため換気扇から侵入し、記憶を吸い取り、ジャイアンの記憶も同様に吸い取った。そして腹に落書きをした後、しずかの家にも向かったが、不用心にもドアに鍵がかかっていなかったので、侵入後ちゃんと鍵を閉めてあげた。彼女が一瞬目を覚ましたことで驚かれたが、即座に蚊に変身したため何とか誤魔化せ、記憶を吸い取り、ドアの隙間から脱出。
帰宅後これまでのことをドラえもんに報告したが、「でも弱虫ののび太君がよく真暗な道を一人で行けたね」と言われ、今更ながら布団にもぐって怖がり始め、これに大笑いしていたドラえもんも、そのはずみで押し入れから落ち、下にあったバキューム蚊を被って蚊に変身してしまった。
翌日の身体検査では、ジャイアンとスネ夫はクラスの男子に昨日のことを話そうとしたが、スネ夫は帰宅後に宿題をやってからのことが思い出せず、ジャイアンも診察をされた際に腹を出したことで昨日のび太が描いた母ちゃんの落書きを見られ、皆に大笑いされてしまった。
その後のび太は上機嫌で下校し、やってきたドラえもんにもこのことを報告したが、その先で親子で座っていた親子の下に蚊取り線香が置いてあったため、上記の理由により怖がって逃げて出してしまい、ドラえもんはこれを笑いながらも後を追いかけて行った。
関連タグ
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ドラキュラセット：本エピソードの原案
