概要
別名「入りこみミラー」。初登場エピソードはてんとう虫コミックス33巻及び、藤子・F・不二雄大全集13巻に収録「鏡の中の世界」。
鏡型の道具で、ボタンを押すと鏡が鏡面世界と繋がり、鏡の中の世界へ入り込むことが出来る。
鏡面世界は現実世界と比べて左右が逆であり、人間や動物が存在しない(ただし肉やハム等といった動物性食品は存在しており、電気や水道等も問題なく機能する)が、それ以外は現実世界とほぼ同じ。また、鏡面世界で起こった出来事は現実世界に一切影響しない。ちなみに鏡面世界に人間や動物がいない理由について、ドラえもんは「話せば長くなる」と述べている。
「創世セット」と同様に、自分だけの世界を生み出す道具と言える。上記の通り鏡面世界で何が起こったとしても現実世界には影響が出ない為、家や車を勝手に使おうと、店から無断で食べ物や玩具を持ち出そうと、建物やビルを破壊しようと、どんなことをしても問題ない。
鏡面世界に入ってからボタンを押すと、現実世界から入りこみ鏡が消えてしまう。この状態で入りこみ鏡を別の場所に持ち込み、そこでボタンを押すと現実世界のその場所に入りこみ鏡が出現する。この性質を利用すれば、誰にも気づかれずにどこかへ移動したり、ジャイアンやスネ夫等のいじめっ子に追いかけられていたとしても簡単に逃げ出すことが出来る。
また、入りこみ鏡はバラバラに割れてしまっても問題なく機能する。しかし破片になると人が出入り出来る面積が小さくなってしまう為、鏡面世界で鏡を割ってしまうと現実世界へ戻れなくなってしまう。その場合は「スモールライト」等で身体を小さくすれば脱出することが出来る。
ドラえもん曰く「入りこみ鏡で作り出された鏡面世界はどこでもドアやタイムマシンでは行くことが出来ない」とのこと(尤も『銀河超特急』の作中では「どこでもドア」で超空間から現実世界へ移動しており、『魔界大冒険』の作中では「タイムマシン」でパラレルワールドから現実世界へ移動しているが)。
関連タグ
出入りかがみ、逆世界入りこみオイル、入りこみミラーII:同様の能力を持つ、ひみつ道具。
マン・イン・ザ・ミラー:「入りこみ鏡」と同様に、鏡の中へ入り込むことが出来る能力。