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レジアスの編集履歴

2013-02-10 13:14:38 バージョン

レジアス

れじあす

レジアス (REGIUS) は、トヨタ自動車が製造していた、ハイエースをベースとするワンボックス型ミニバンである。1995年に発売されたグランビアの全幅を詰めた実質的な姉妹車である。2012年現在発売されている商用バンのレジアスエースとは無関係。トヨタビスタ店専売車種という点のみ共通している。

概要

1997年4月にハイエースレジアスとして登場した。ハイエースレジアスは5ナンバーサイズでグランビアよりも車体が一回り小さく、ディーゼル車は一部モデルを除き5ナンバー登録である。また、商用モデルは「ハイエースレジアスバン」という車名で同年6月に販売が開始された。


ワゴンの大きな特徴として、オプションでフロントシート以外の全シートを脱着式に変更でき、ユーザーが自由に外して商用車並みの荷室容積を作る事が出来た。また内装の質感はグランビアより勝る点が多く(同年のマイナーチェンジでグランビアも内装を中心に手が入れられた)、最上級グレードのG EXパッケージにはグランビアより高額なプライスタグ(グランビア2.7 2WDツインムーンルーフ 発売当初338万7,000円→1998年6月323万2,000円、ハイエースレジアス380万8,000円)が付けられた。これは、それまでのトヨタの最上級1BOXとして君臨したハイエースの実質的な後継車という役割も担っていたためである(実際にはハイエースワゴンも併売された)。 スポーティーグレードの「ウインドツアラー」も設定された。ややおとなしい外観の標準グレードに比べ、メッシュグリルやエアロパーツで精悍さを演出し、内装も標準グレードと差別化されていた。


1998年5月にはレジアスGに2.7L 4WD車を追加するとともに、デュアルスライドドアを新たに設定。また、レジアスにオートエアコン、リアスポイラー、スライドドアイージークローザーなどを標準装備した。なおこのとき、メーカーオプションのマルチAVステーションを選択した場合は装着位置がセンタークラスタ上部となる。 同時に特別仕様車として、車体色に「スーパーホワイトⅡ」を採用した「ウインドツアラー ホワイトバージョン」も設定されている。


1999年8月、グランビアと共にマイナーチェンジを行う。当時、Lクラスミニバンの中で好調な販売を維持していた日産エルグランドを意識した意匠を取り入れ、フロントグリルが大型化され押し出しの強いものとなり、ヘッドランプやリアコンビランプの形状変更が行なわれた。バンパー形状も変更され、全幅を除いて全車3ナンバーサイズとなる。このマイナーチェンジで、車名がビスタ店(現ネッツ店・沖縄県は沖縄トヨペットの扱い)向けは「ハイエース」が取れて『レジアス』となり、トヨペット店向けの姉妹車として『ツーリングハイエース』として分離することになる。このとき、ディーゼルターボにインタークーラーの装着で出力向上も図られている。また、G・G EXパッケージのデュアルスライドドア車は7人乗り、4ドア車は8人乗りのみとなる。 内装はステアリングホイールの形状変更(形状はグランビアと同様)、ナビゲーション(ワイドマルチAVステーション)がDVD方式となり、オーディオ位置が全車センタークラスタ上部(レジアスバンを除く)とするなど変更点は多い。


その後、特別仕様車(V プレミアムエディション、V プレジャーサルーン)を追加したりして2002年5月まで生産された。


エンジン

搭載エンジンは直列4気筒のみで、ワゴンのガソリンは2.7L 直列4気筒 DOHCの3RZ-FE型、ディーゼルは3.0L OHC ターボ付きの1KZ-TE型であり、発売当初のグランビアと共通である。バンは、ガソリンが2.0Lの1RZ型、ディーゼルが3.0Lの5L型である。搭載位置もグランビアと同様、フロントエンジンの形をとる。


車名の由来

ラテン語で「華麗な」、「すばらしい」という意味。スタイリッシュなボディと、華麗な走りをイメージして名づけられた。

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