FNC
ふぁぶりっくなしょなるかーびん
FNCとは、FN社がCALを改良し、1976年に開発したアサルトライフル。
概要
当時のFNH社はFALの成功により小口径ライフルの開発が進んでいなかった。
しかし、1960年代にアメリカのM16が登場し、新NATO弾の採用により、各国が次々と小口径ライフルに切り替えたためFALのシェアが失っていた。
あわてたFNH社は、FALの後継種のCALを生産したが成功せず、更にそのCALを改良したFNCを開発、完成した。
同時にFNC用に新型弾薬であるSS109が開発された。
性能
FNCは従来と比べ軽量化し、使い勝手もよく、3点バーストもついていて命中精度も良かった。しかし、優れた性能とは裏腹に採用した国は、ベルギーと一部の国に止まった。
値段が高価な部類であることもあり、ベルギーでも空挺部隊など一部に留まっている。
SS109はアメリカのM193を押しのけNATOの標準弾となった。
コルト社の経営危機絡みで製造権を獲得したM16の製造を行うようになり、シェアがかぶる本銃は販売が終了することになった。
アサルトライフルとして第一級の性能を持ちながら時代に恵まれなかった不遇の名銃であった。
データ(固定ストックモデル)
全長 | 1010mm |
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銃身長 | 412mm |
重量 | 4000g |
口径 | 5.56mm |
装弾数 | 20/30発 |