トキ
とき
概要
CV:土師孝也(TVアニメ)、田中秀幸(OVA)、堀内賢雄(新劇場版)
『北斗の拳』の主要登場キャラクターの一人で、北斗四兄弟の次兄。
ラオウ・カイオウの実弟であり、ジャギ・ケンシロウの義兄である。
北斗神拳史上最も華麗な技の使い手であり、伝承者に最も近い男と言われていたが、核戦争勃発の際にケンシロウ・ユリアを守るために、自ら犠牲になって死の灰と放射能を浴びた。
死の病に冒されたトキは継承者争いから脱落し、自分が死ぬまでに多くの人を救うため、北斗神拳の原理を応用した医療行為を行って多くの民衆を救っていく。
ラオウが力を前面に押し出した「剛の拳」を得意とするのに対し、トキは清水のごとく相手の攻撃を受け流す「柔の拳」を使用する。
その拳は病の身でも相当なものであり、ラオウはトキとケンシロウたちが合流するのを何よりも恐れ、絶対に合流させないように部下に厳命していたほどである。
また、剛の拳は相手に最大限の苦痛を与えて死なせる技なのに対し、トキが使う「北斗有情拳」は苦痛を与えず安らかに死なせる技であり、劇中で最初に見せた「北斗有情破顔拳」では受けた相手の身体があらぬ方向へと曲がってるにもかかわらず、痛みを感じないどころか、快感を覚えながら破裂していった。
病を押して挑んだラオウとの決戦では、自らの命を縮めることで生を呼び覚ます秘孔「刹活孔」を用いて剛力を得た状態で、ラオウと同じ剛の拳で挑む。
一時はラオウに膝を突かせるまで追い詰めたが、刹活孔の影響で弱っていく拳ではラオウを倒すまでは至らず、ラオウの涙と共に繰り出された拳により敗北した。
しかし、ラオウは止めを刺さず、「拳王を目指した男トキは死んだ。此処にいるのはただの病と闘う男トキ」と告げ、去っていった。
前述のとおり、格闘技術は無論のこと、サウザーの身体の秘密を最初から見抜いているなど、その才能は卓越しており、「病さえなければ……」とラオウ、ケンシロウの両雄からも繰り返し惜しまれた拳士だった。
余談
前述のようにケンシロウとユリアを救うために自ら放射能を浴びたトキだったが、その理由は原作版では「シェルターがすでに子供達で満杯で定員オーバーになってしまうため」とされていた。しかし、明らかにスペースに余裕があり、ケンシロウとトキが子供を抱えれば全員入れたとも言われている。定員オーバーの旨を伝えたおばさんは南斗シェルター拳の使い手だったというネタも。
アニメ版では「シェルターのドアの故障により、自らの力で外側からドアを閉め続けた」と言う描写になり、新OVA版(トキ伝)では「既に死の病に冒されており、ケンシロウに伝承者への意思を揺るがせぬ為に、自ら死の灰を浴びた」ように変更されている。
ちなみに、その時に浴びた放射能は致死量の約500億倍(≒17.5G[Gy]~350G[Gy])とされている。
注:一度に大きな被曝をした場合はSvではなくGyを用いる
容姿
ラオウ・カイオウの弟だが、ゴリマッチョな兄たちとはあまり似ておらず、やや中性的な顔立ちをしている。
ヘアースタイルはパーマのかかった長髪で、額に鉢金を着用している。髪色は黒(アニメでは茶)だったが、前述の死の灰を浴びてから髪が白くなり始め、カサンドラでケンシロウに再会するころには完全な白髪になっていた(TVアニメ版ではアミバの回想の時点で、新OVA版では北斗の寺院にいる頃から白髪だった)。
さらに、拳王軍に拘束されカサンドラに幽閉されている間に、頬は痩せこけ無精髭の生えた、老人のような外見になった。
服装は、「北斗神拳を医療に役立てたい」という思いからか、白を基調とした衣服を着用しているため、頭髪と相まって全身白一色で統一されている。
モチーフはイエス・キリストで、自己犠牲的な行いや弱者救済のエピソードなども、これに準じたものである。
AC版北斗の拳でのトキ
ジョインジョイントキィ
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バトートゥーデッサイダデステニー
セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンFATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ
ウィーントキィ (パーフェクト)