CV:内山昂輝
概要
主人公。ごく普通の高校生で一年前に周囲から隠れて付き合っていた彼女・不破愛花を亡くし、いつも同じ「明日、遅れたら許しません」という愛花との果たされる事の無い約束のメールを見ながらぼんやりと日々を過ごしていた。
だが、ある日失踪した友人不破真広を探しているエヴァンジェリン山本に銃を突き付けられていたところ真広と再会し、彼の魔法を利用した復讐劇に巻き込まれる。
始めは「真広たちに協力して世界が救えればいい」というやや消極的な理由から同行しつつ、真広たちには隠れて山本と手を結び、魔具をいくつか分ける代わりに情報や装備を貰っていた。
だが、左門から「はじまりの樹の方が世界を滅ぼすかもしれない」と言われ、それでも葉風に味方するべきか迷ってしまう。
その間に葉風は左門の策で時間の檻に囚われた事を知って膝を折り、それを知った真広が左門を脅すことで復讐を達成しようとする。
そんな中、この状況に符号する愛花が好んでいた物語『テンペスト』を連想し、愛花の死を悲劇で終わらせない為、左門と真広を相手に立ち回る。
普段は自己主張せず、誰とでもそれなりに接する為、一見すると見た目通り地味で温和な人物に見える。だがその裏には非情な手段を取ることも辞さない冷徹さと最悪を想定して抜かりなく裏から手を回す抜け目の無さを持っている。
こうした内面は親しい仲である真広や愛花からは「見た目に反して性格が悪い」と言われるくらいだが、そうではない山本や左門からはポーカフェイスと相まって得体の知れない危うい人物と映っており、それゆえに「彼が絶園の心の持ち主なのではないか」と疑われることとなる。
ちなみに主人公の例に漏れず女心にはかなり鈍感であり、愛花や葉風からの好意に告白されるまで気づかなかった。