曖昧さ回避
TBF/TBM アヴェンジャー
第二次世界大戦におけるアメリカ海軍の主力雷撃機。
日本海軍で言う艦攻にあたる。
GAU-8/A Avenger
A-10神に据えつけられた口径30mm・7砲身ガトリング砲。
A-10神のご本尊(冗談ではなく、A-10神はコレの搭載前提で設計をされている)。
全長は本体のみで6.4mと軽く乗用車越え、30mm弾は薬莢だけで牛乳瓶サイズと巨大。
何せこの薬莢、あまりに大きい(=つまり重たい)ので撃った後のカラは、重量変移を小さくするため捨てないでお持ち帰りするレベル。
そんな30mm弾の威力は「現在地球上に存在する装甲車両は全て撃破できる」と言われるほど。
まさに最強。
このため主に戦車ごと地面を耕すのに使われる。
なお、これは誇張ではあっても虚構ではない。いやほんとに。
ちなみに「撃ち続けると反動で機体が失速する」「撃った振動でビス止めが抜けて部品が落ちた」という逸話?は都市伝説だそうである。良かったよかった。
ただし、困ったことに前者の都市伝説にはいくばくかの真実が含まれる。まず、失速はしないが減速はする。これ自体は亜音速機なのでさして問題はないのだが、10トン近い重さがある筈のA-10が反動で機首の軸がズレるため修正する必要があるとのこと。
派生型として、外装式機関砲ポッドのGPU-5/A(中身は4砲身の軽量アレンジ版)や、CIWSのSGE-30 ゴールキーパーにも搭載されている。
Fateシリーズに登場する人物
「復讐者」のクラスのサーヴァント。聖杯戦争には本来存在しない第八のクラスであり、バゼット・フラガ・マクレミッツと契約する。
平野耕太だったらもみじおろされそうな模様の、全身くまなく刺青の施された少年めいた姿の英霊。
略歴
真名を「アンリマユ」。この世全ての悪なるものを肯定する反英雄の極地であり、もとはその役割を一身に背負わされ、延々と蔑まれ、疎まれ続けた結果、「そういうもの」になってしまった普通の人間。
第三次聖杯戦争でアインツベルンに召喚され、4日目で敗退して聖杯に収められる。しかし彼は人々の「この世全ての悪であれ」という願いをかけられていたため、聖杯がこの願いを受諾してしまい、以降聖杯戦争は狂っていく事となった。第五次聖杯戦争で聖杯を破壊されるが、瀕死のバゼットが願った「死にたくない」をかなえるため、彼女と契約。仮死状態にして生かし続ける。その後、繰り返しの4日間の聖杯戦争を行うことで彼女の精神を保っていた。夜の聖杯戦争がバゼットの願いなら、昼間の平穏は彼が夢見たものだった。
まだ見ぬものに対する好奇心を原動力に繰り返しの4日間をまわし続けたが、バゼットを目覚めさせるためにあらゆる可能性をつぶし、最後は『天の逆月』でバゼットを説き伏せることで繰り返しの世界を終わらせた。
人物
もともとのアンリマユは虚無のものであるため、確たる性格というものはない。現在のそれはある人物の暗黒面を現出させたものに等しい。
能力
本人曰く、「この世界すべてを探してみても俺より弱い英霊は存在しない」最弱の英霊。しかし、「英霊クラスの超人であろうと、人間である限り俺には勝てない」とも豪語する(しかし、速さで「犬」と「蜘蛛」には敵わないとも述べている)。
これは霊長の絶対殺害権を有するため。「犬」と「蜘蛛」は月姫の死徒二十七祖の1位プライミッツ・マーダー、5位ORTの暗喩であると推測される。尤も両方ともアリストテレスの怪物と呼ばれる最強の怪物であるが。
武装は「右歯噛咬(ザリチェ)」と「左歯噛咬(タルウィ)」という奇形の短剣。現界する際の元となった人物の特徴が色濃く出たもの。
宝具として「偽り写し記す万象(ヴェルグ・アヴェスター)」をもつ。いかなる相手であっても傷を共有させることのできるものだが、相手一人につき一度きりの任意発動であるため、使いどころが非常に難しい。使用する当人自身も「傷を負わなきゃ攻撃できない、くそったれの三流宝具」と貶していうほど。しかし、足止め用としての性能はこの上なく高いため、止めを刺せる相棒と組めば、それなりの効果を発揮する。