大阪府堺市を本拠とする自転車部品メーカー。世界最大の自転車部品メーカーであり、最上級のスポーツ自転車用部品(デュラエース、XTR)からシティサイクル向け部品まで幅広く手がけている。釣り具も生産している。
1970年代以降、ロードバイク及びマウンテンバイク向けに続々と新技術を投入し、高性能で信頼性の高い自転車部品を安価かつ大量に供給することで自転車という乗り物の社会的意義すら変えてしまった。
自転車部品の一揃いを「コンポーネント」として1社で供給する体制を作り上げ、これに何とか追随することができたカンパニョーロ(イタリア)をのぞく名門メーカーの多くが市場から脱落していった。現在もコンポーネントを1社で供給するラインナップを揃えているのは、シマノとカンパニョーロ、そしてSRAMの3社のみである。
自転車業界においては、完成車メーカーよりも強い影響力を有している。これは、パソコン業界においてインテルが(アップルを除く)パソコンメーカーに対して強い影響力を有しているのにたとえられ、「自転車業界のインテル」と呼ばれることもある。