煙管とは煙草を吸うための道具。
刻んだ煙草の葉を詰める火皿(ひざら)、火皿と羅宇を渡す曲線部分である雁首(かりくび)、中間の管部分の羅宇(らう)、煙を吸うための吸口(すいくち)で構成されている。
羅宇は高級木材を使うこともあるが、ほとんどは竹で拵えられる。それ以外の部分は金属製で、金・銀・銅・鉄・亜鉛やそれらからの合金で作られる。
糸のように細く切った刻み煙草を使う。
賃銭を取っり刻む職を賃粉切り(ちんこぎり)と呼ぶ。
喧嘩煙管と呼ばれる総金属製の煙管もある。
鉄などで作られるだけでなく、多角形の羅宇等により威力を増すための加工がなされ、棍棒のようになっているものもある。
紙巻き煙草の普及により現在ではほとんど姿を見せなくなったものの、今でも愛好家は絶えず、ひそかに生き続けている。
みみっちい話であるが、紙巻き煙草の吸い殻(シケモク)を再び吸うためにも使われているとか。
pixiv内の傾向としては、「大人っぽさ」「妖艶さ」を強調する為に、和服の女性が持っていることが多い。
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ゴエモン (大型の煙管を武器に戦う。原則、本来のキセルの用法では使っていない)