教本たん(きょうほんたん)とは、トヨタ名古屋教育センターが発行している自動車学校向け運転教本の挿絵に登場するお姉さんのことを指す。
「教本たん」は公式の呼び名ではなく、単に自動車教習本のお姉さん、運転教本のお姉さんなどとも呼ばれる。
概要
自動車学校に通う生徒と同じ立場の女性。座席に座ってハンドルを握る以外にも、ディスクブレーキやドラムブレーキのイメージを伝えるために制御部分を必死に抑えたりしている。
服装はピンクの長袖シャツに黒の長ズボンを身につけ深緑の靴を履いている。
原動機付自転車を運転する際には白いヘルメットにオレンジの長袖、茶色の手袋に紺色のズボンを履いている。靴は同じ。
MT免許で教習を受けているようでAT車もMT車も乗りこなす。
特に自信家というわけではなく運転に不安を感じている場面も見られるが教官に「先に進めてください!」とせがんだり、まだ初心者なのに「もう一人前かも」と自分を過大評価してしまったりと、前のめりになりがちな性格なようである。色々な操作ミスをしつつも基本的にはクヨクヨせず、教習に前向きに取り組む努力家。
コラム欄の漫画によれば子供の頃は長縄跳びが苦手だったそうで現在も「タイミングを掴んで割り込む」ことが苦手であり、追越し車線に割り込むタイミングを掴めず走行車線を走り続ける・右折しようとしたが対向車の切れ目に入り込むタイミングを掴めず右折を諦め直進する、という失敗をしている。
この運転教本の全国シェアはかなり高く(70%程度)、知っている世代では全国的に話が通じると思われる。
(ただし北海道の自動車学校では別の指定教本を採用することが義務づけられているとの事)
2007年、ニコニコ動画に"俺の「自動車教習本のお姉さんフォルダ」が火を噴くぜ!"という動画が投稿され、自分以外にもこのお姉さんを知っており、内心可愛いと思っていた人が多く居たとはという驚きなどの要因でヒットしていった。
同じ出版の「自動二輪教本」のほうでは顔がやや縦長で目が小さくショートヘアの別の女性が同様の役割で登場している。
こちらも苦心しながらもMT二輪車まで乗りこなせるようになり、免許取得後ビッグスクーターを購入したが、ツーリング中に暴れ牛に遭遇して突進されないかと心配して教官に相談する・横浜は京都方面なのか静岡方面なのか知らない(おそらく名古屋付近在住)・父親に「初ツーリングに行ってくる」と意気込んで話して走り出したものの自宅の周りを一周しただけで帰ってくる、など天然ボケな一面が見られる。