東光(光とともに…)
あずまひかる
東一家の長男の自閉症児で、知的障害も伴っている。生まれた時にきれいな朝日に幸子が感動したため、光と名付けられた。1歳半健診で自閉症と診断される。赤ちゃんの泣き声や犬等が苦手。キラキラ光る物や奇麗な物、水等を好み執着する。世の中のルールが上手く飲み込めず、幼い頃は「他人の家に勝手に入る」「駄菓子屋で万引きしかける」「無賃乗車に無銭飲食」など毎日のようにトラブルが起こっていたが、前述のような家の外でのトラブルは大きくなってからは減っている。首から上の感覚が敏感で、突然触れられるとパニックを起したり、散髪後にドライヤーで髪を乾かしたり学ランの第一ボタンをとめることなどができず、電話で話をすることも苦手。好きな物の1つとして、きのこを模したゲームキャラクター「チョコビ」(しかし、きのこを食べることは苦手)。テーマソングも歌える。学歴は、七月町保育園→七月小学校→穂田中学校。
東幸子
光の母、雅人の妻で、この物語のヒロイン。 旧姓は「西山」。出世や功績にこだわらず、「孤立無援の人々」の力になりたいと願う、心の優しい女性で、光と花音にとっても多くを望まず、おおらかな愛情で包む優しい母親で、悩み、傷つきながらも光の障害を受け入れ、笑顔で育てている。
光の保育園入園と同時期に、経理事務の経験を生かし働き始める(会計事務所のパソコン入力業務を主とした在宅ワーク)。
特技は人間観察(本人曰く、「そうやって生きてきた」)。
東雅人
光の父。
幸子の夫。IT企業「ジャパネット」勤務。自分の家族を顧みず、出世や功績に異常にこだわる、冷淡な上昇志向主義者だったが、過労で緊急入院した事が原因で、幸子と共に、光の障害に向き合っていく。
東花音
光の7歳年下の妹。
雅人の出張中の台風の日に生まれる。出産中にカノンが流れていたことと、「花のような子が訪れた」という意味で花音と名付けられた。
自分の意見をはっきり言う性格なので、光とはたまに喧嘩をしている。
将来の夢は田中海七太の妻。
学歴は、七月町保育園→七月小学校。