概要
「銀の茨の竜女帝 ルキエ “Я”」とは、トレーディングカードゲーム「カードファイト!!ヴァンガード」に登場するユニットである。
読み方は「シルバーソーンドラゴンクイーン ルキエ リバース」。
2013年7月6日発売のブースター第12弾「黒輪縛鎖」に収録されているグレード3の<<ペイルムーン>>でレアリティはRRR。
その名前から想像できる通り、「銀の茨の竜使いルキエ」のクロスライド用ユニットである。
髪の色が赤く染まり、後ろにリンクジョーカーの象徴である黒い輪がある。
イラストレーターは雅(まさ)氏。
2013年6月30日から放映開始のアニメ新OPにも姿を見せている。
公式設定
「虚無(ヴォイド)」の化身“リンクジョーカー”の力により、存在を歪められた「ルキエ」の姿。
この時の公演が海岸線付近の街で行われていた為、ダークゾーン侵攻時の最初の標的として上陸してきた“リンクジョーカー”の軍団に強襲されてしまう。
微笑を湛えた余裕ある様相は消え失せ、暴君もかくやと言わんばかりの傲岸不遜かつ非道な言動と行動を繰り返す姿は、まさに狂帝と呼ぶに相応しい。
従わぬ者は暴走寸前まで強化された魅了の魔眼の力で強制的に支配下に置き、彼女は“ペイルムーン”の支配を率先して執り行うようになる。
「従う者には支配者の悦楽を、刃向う者には逃れられぬ隷属を」。
血のような紅色に変わった髪を翻して、怖気が走る程の冷たい声色で彼女はそう言い放った。
黒き力に彩られた舞台に狂える艶笑が響く。 女帝の狂気は、未だ止まらず。
フレーバーテキスト
「屈服<リバース>しなさい。貴方は、もう、私の下僕(しもべ)。」(RRR版)
「私の可愛い奴隷達、来たれ! “堕ちたる従僕達(リバースサイド・サーパンツ)”!」(SP版)
「銀の茨」
【銀の茨の従僕(シルバーソーン・サーバンツ)】
「ルキエ」より銀の茨とその力の一部を賜り、彼女に永遠の忠誠を誓った従僕達の総称。
経緯は様々で、望んで彼女に降った者もいれば、魅了(チャーム)や実力行使で無理やり従わされた者もいる。
従僕となった者は「ルキエ」と同じ系統の魔術の一端を行使できるようになるが、彼女の命令があった際はそれを最優先で実行しなければならないという制約を設けられる。
ユニットとしての性能
効果1
【起】【(V)】【リミットブレイク】(4)(あなたのダメージが4枚以上で有効):
[【カウンターブラスト】(1),あなたの《ペイルムーン》のリアガードを1枚選び、呪縛する]
あなたのソウルから《ペイルムーン》を1枚選び、Rにコールし、そのターン中、そのユニットのパワー+5000。
(呪縛されたカードは、裏向きになり何もできない。持ち主のターンの終わりに表に戻る)
ヴァンカード時でダメージが4枚以上の条件を満たす時に使えるスキル。
カウンターブラスト1点とリアガード1体呪縛のコストを支払い、ソウルから好きなペイルムーンを1体スペリオルコール出来る。
呼び出す場所やカードのグレード制限などが無いため、呼び出すカードの選択肢が多いのが強み。
呼び出したユニットにパワー+5000出来るのも、リアガードの火力が低いペイルムーンにとっては有益なスキルといえる。
効果2
【永】【(V)】:あなたのソウルに「銀の茨の竜使い ルキエ」があるなら、このユニットのパワー+2000。
クロスライド持ちユニット共通の効果スキル。ソウルに「銀の茨の竜使いルキエ」がいれば、パワー13000となる。
相手ターン中も永続する効果の為、防御時に少ない手札で攻撃を防ぐことが可能となる。
ソウルの扱いに長けた<<ペイルムーン>>ではソウルに特定のユニットを送り込む手段が豊富にある為クロスライドをする必要性が薄く、グレード2から直接このユニットにライドしたり、「ブレイクライド」効果持ちのユニットにライドしたりと使い勝手が良いので積極的に狙っていきたい効果である。
「銀の茨の竜使いルキエ」をソウルに置く方法は幾つかあるが、「銀の茨のお手伝い イリナ」や同じスキルを持つ「銀の茨のお手伝い イオネラ」が活用しやすいと思われる。
既存のユニットを活かしたい場合はパープル・トラピージストのスキルでこのカードに直接ライドした後にリアガードのルキエをソウルに入れたり、ナイトメアドールありす等アタックがヒットした時に入れ替わるスキルを持つユニットやジャンピング・ジル、ジャンピング・グレーン等ソウルから現れた時にパワーが上がるユニットを呼ぶという芸当も可能。
効果3
【永】【(V)/(R)】:盟主(共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない)
ペイルムーンに属していないクランのユニットがいると攻撃できない永続効果。
デッキの構造がペイルムーンに固まっていれば問題はない。