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オートマチックピストルの編集履歴

2013-07-06 14:20:16 バージョン

オートマチックピストル

おーとまちっくぴすとる

拳銃と言われてすぐ思いつく、スライドを持ち、箱型のマガジンを用いるものが代表格。

殆どの機種において発射時に発生するガス圧や反動を利用し、自動装填機構を作動させる。


引金機構、撃鉄・撃針機構、作動方式、閉鎖機構の種類によって更に細分化される。


作動方式の種類

  • シンプルブローバック

発射時に発生する薬莢の底面へ掛かるガス圧(包底面圧力)を利用してスライドを後退させる方式。

自動機構としては単純明快な機構ではあるが、閉鎖する力がスプリングとスライドの質量に依存している為、弾薬の装薬量によっては銃身内で装薬が燃焼中の状態で薬室が解放してしまう(早期解放)の危険性がある。

ハンドガンの設計では、強力なスプリングやスライドの大質量化、減圧対策を採らない限り、9x18㎜弾辺りが限界と言われている。


  • ディレード・ブローバック

前述のブローバック機構に減速機構を追加した物。

銃身内にガスポートを設け、スライドの前方向へ圧力をかける構造のピストンへガスを流し込むモノや、減速カムやローラー等のブレーキ機構でスライドの後退速度を減殺する。


  • ショートリコイル

発射時に発生する「反動」を利用し、銃身とともにスライドを後退させる方式。

今日に於いてもっとも普及した自動拳銃の機構。

ブローバックと異なり、包底面圧力で薬室が解放しないように閉鎖機構が追加されている。

比較的圧力の大きな弾薬に対応する為の設計となる。


  • ガス・オペレーション

発射時に発生するガス圧を利用し閉鎖機構を解放し、スライドを後退させる方式。

本来はライフルなどに用いられる機構であるが、前述のショートリコイルでは、設計の難しい大口径・大威力拳銃弾を利用する為にハンドガンでも用いられる。


トリガーメカ(引金機構)の種類

  • シングルアクション(SA)

薬室への初弾の装填動作においてハンマーまたは撃針を通常位置から撃発準備位置まで手動で移動させ、引金を引くことで撃発させる機構。


引き金を引く距離が最小に設定できる=射撃精度の向上という利点がある反面、装填状態での携行という面においては安全装置等に注意を払う必要がある。

ハンマーに指掛けが付属し、撃針が慣性前進する種類の物であれば、薬室に弾薬が装填された状態でも撃鉄を指で押さえながら引き金を引くことで、撃発させずハンマーを戻すことも出来る(しかし、安全性の面からこのような行為は論外である)。


有名なもの:M1911ルガーP08デザートイーグルTT-33


  • ダブルアクション(DA)

薬室に弾薬が装填されていれば、ハンマーが落ちた状態にあっても、トリガーを引くことにより、ハンマーが通常位置から撃発準備位置まで後退し、そのまま撃発される作動機構。


SAの物より必然的にトリガーリーチ(引金を引く距離)が長くなるため、トリガーの引き方に注意を払わないとガク引きをしやすく、SAに比べて集弾が散りやすい傾向がある。

反面、装填状態での安全性に関してはSAのものより高く、DAリボルバーに慣れた射手でも扱いやすいという利点もある。


代表的な機種ではDAとSAを両方の機構を持っている物が大半であり、その大半のモデルにおいてデコック・レバーというハンマーを安全に戻す為の安全装置兼用レバー部品が付属する。


完全なDA機構のみのオートマチックというのは、グロック等撃針式の特殊な例を除けば、ハウスプロテクション向けオプション・モデルや護身用小型オートに限られる場合が多い。


有名なもの:M92FワルサーP38USP


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