概要
クラスは白鷺王子(プリンスイーグレット)。
帝国に滅ぼされたセリノス王国の第一王子。リュシオンとリアーネの兄。
外観通り非常に繊細で物静かな性格をしており、他人の思いやりなどを見るとすぐ涙してしまう一面もある(これは本来の鷺の性質らしい)。ニケやティバーン曰く、鷺の本来の理想の性格はラフィエルのような性格だとされている。
「セリノスの大虐殺」より半年前に森の外れでベオクの奴隷狩りに捕まるが、彼を哀れに思った元老院のヘッツェルに買い取られたことで救われる。しかし、その後ストレスで体調を崩してしまい、神殿に運ばれて看病されたことで一命を取り留めるも、病の影響で飛ぶことがかなわなくなってしまった。ヘッツェルは森に帰してくれることを約束していたが、その後「セリノスの大虐殺」が起きてしまい、朦朧とした意識の中死してゆく一族のもとへ行きたいと無我夢中の思いで飛べぬはずの翼を開き神殿を飛び出す。しかし、森へ行くはずがまったく逆方向(ベグニオンの西部にあるセリノスではなく、東部のデイン方面)へ飛んでいってしまい、デインより東の死の砂漠で行き倒れていたところをニケにより助けられ、その伴侶となり以後ハタリに住むようになった。
ニケ達とともに砂漠を越えて大陸へ行く道中、ユンヌの声に導かれてミカヤとサザに出会い、サザの話により自分以外滅びたと思っていた鷺の民、それも父ロライゼ、リュシオン、リアーネが生きていることを知る。デインの解放戦争が終った後はガリアへ向かい、リュシオン達兄妹と再会を果たすが、彼が話した「セリノスの大虐殺」の真実がラグスと帝国の戦争へと発展していく。デギンハンザーによれば「友に良く似ている」とのことであり、セフェランの正体を一見して見破った。
後日談ではニケらとともにハタリへ戻っていくが、ニケが生存していない場合はセリノスに残り、家族とともに暮らしていく。
呪歌謡いとしての能力はかなり高いらしく、リュシオンはレニングを元に戻す際に、元々「なりそこない」の薬の効果の薄いベオクに対して正の気が高まった状態で魔法陣を用いてようやく成功させたが、ラフィエルは簡易的な【再生】の呪歌でムワリムを元に戻すことに成功しており、下記のとおり呪歌の効果は3兄弟でもっとも有効範囲が広い。
20年前に負った病のため、翼を持ちながら飛ぶことができない。それゆえ再移動できず、移動しがたい地形に弱く、化身時には移動力は上がるものの、段差を登れなくなる。その代わり、化身状態を問わず常に4マスのユニットに呪歌の効果を与えることができる。ほかには、飛べないゆえに翼系の特効を受けない(ただし鳥系の特効は受けるため、ダメージ換算が天馬騎士系ユニットと同等程度までしか軽減できず、元々鷺は打たれ弱いので特効でなくても一撃で撃破されることも多い。)といった特徴がある。