凄まじいな。いや、内容じゃなくて、これを書面に起こす精神性が

たいぷむーんからのぶぶづけ

TYPE-MOONのシナリオライター・奈須きのこが監督する公式ドラマCDで、衛宮士郎が放った迷言。

概要

ゲームメーカーTYPE-MOONのシナリオライター・奈須きのこが監督する公式ドラマCDで、ゲーム「Fate/staynight」主人公・衛宮士郎が放った迷言。

「ざまぁwww」というスラングへの、嫌味のない率直な感想。

ネタ元は2013年1月に発売された『TYPE-MOON Fes. -10TH ANNIVERSARY Blu-ray Box』付属の特典ドラマCD『TYPE-MOON Fes. 10th anniversary drama CD ～スターダスト・オペレッタ～』。

劇中でこの台詞が出てきた経緯だが、「空の境界」の蒼崎橙子の所へ送られてきた爆破予告の捜査をしていた黒桐鮮花が、犯行予告を受けたフェス会場で衛宮士郎に協力を仰いだ。

その時、追伸に草が生えた犯行予告状の文面を目にした直後の、衛宮士郎の反応がこれだった。

鮮花　「早速ですが、これを読んで戴けますか」

士郎　「えー、なになに…？」

『　　今夜0時　TYPE-MOONフェスを木っ端微塵にする。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　追伸　　ざまぁwww　　　　』

士郎　「ざまあ、だぶりゅーだぶりゅーだぶりゅー……。

　　　　凄まじいな。いや、内容じゃなくて、これを書面に起こす精神性が。　」

士郎　「……これ、アンタの仕事か」

鮮花　「違いますっ！！！！！」

士郎　「そりゃ、そっか」

（スターダスト・オペレッタ　トラック3「シーン1 ◆ 開場前 ― 探偵鮮花」より）

「www」というネットスラングを理解できずに「ダブリューダブリューダブリュー」とそのまま読んだ士郎ですら、犯行予告の内容そのものより「ざまぁwww」の文字にドン引きしていたという、公式作品による見解。

キャラヘイトのはびこる、あの界隈やあのへん、その界隈や、軽々しく用いられる「爆発しろ」「沸騰しろ、溺死しろ、四散しろ」という罵倒文句や、あのタグを好む人々への、奈須きのこさんとTYPE-MOONスタッフの率直なコメントなのかもしれない。

余談だがTYPE-MOONスタッフはpixivを見ている。TYPE-MOON×pixivコラボ公式企画も何回か開催された。

ちなみに、この犯行予告状への「空の境界」登場キャラクター・黒桐鮮花と蒼崎橙子の反応は以下の通り。

鮮花（モノローグ）「まともに相手するような内容じゃないなと私は思った」

橙子　「そりゃマトモじゃないよ。

　　　こんないい加減な、しかしやる気に満ちた手紙を送ってくる手合いがマトモなもんか」

橙子　「どうよ鮮花。常識人として、調査行っとく？」