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A-6の編集履歴

2013-07-28 23:27:48 バージョン

A-6

えーろく

グラマンの艦上攻撃機。当初より対地レーダーを装備する全天候攻撃機として開発された。大きなレーダーに合わせて機体が設計され、2人の乗員は横一列に座る。この方式では空気抵抗が大きいが、乗員の意思疎通がしやすい利点もある。

A-6「イントルーダー」とは

グラマン社が開発した全天候型の攻撃機である。

電子機器の充実を優先して開発された最初のジェット攻撃機でもある。

並列複座型という軍用機には珍しい座席の配列となり、パイロットと爆撃・航法士が乗る。


1965年にベトナム戦争で初の実戦デビュー。

運用当初は整備性・信頼性が低く、

(新型なら当然ではあるが・・・)

ベトナムのような熱帯雨林気候の戦場では、

レーダーなどの電子機器の故障が多発し、稼働率は低下した。


しかし、66年末に気象が荒れ、ほとんどの艦上機が作戦不能となってしまった。

目視爆撃など出来るはずもなく、唯一レーダーを搭載していたA-6だけは作戦できたのだ。

海軍はそれを評価し、トラブルは少しずつ、粘り強く改善されていった。


冷戦後は予算が割り振られなくなり、

改良型のA-6F/Gのみならず、後継のA-12まで計画中止となった。

改修されなかったA-6Eは機体の老朽化に伴い、1997年に引退した。

任務はF/A-18「ホーネット」に引き継がれている。

電子戦型であるEA-6B「プラウラー」はまだ第一線で活躍している。

(後継はEA-18G「グラウラー」である)


派生型

A-6A(A2F-1)

最初の生産型。のちのE型と違い、胴体にもエアブレーキがある。


A-6B

A-6Aから19機改造された対防空ミサイル・レーダー型。

AGM-45「シュライク」を使えるように装備追加。


A-6C

夜間攻撃能力を拡充した型で、胴体にふくらみを設けている。

内部には赤外線センサーや暗視カメラ等を収める。

北ベトナム軍の補給路「ホーチミン・ルート」を攻撃するためだったが、当初の思惑どおりには戦果を挙げられなかった。

A-6Aから12機を改造。


KA-6D

搭載力の大きなA-6を基にした艦上空中給油機。

攻撃用電子機器をすべて降ろし、代わりに空中給油用誘導灯や給油装置の制御盤を設置。

能力的にはいちおう昼間爆撃に使えない事もないのだが、実際に使われたことは無い。


他の攻撃機型でも空中給油ポッドを積んで使えるのだが、KA-6Dを使う方がランニングコストが安いので長く使われている。


A-6E

A-6Aから進化した型。電子機器を換装し、近代化している。

新造された機とA-6Aから改造された機とがあり、改造機には胴体にエアブレーキが残されている。

(パネルラインが残っているだけで、機能は殺してある)


なんやかんやで運用期間が長かったのでSWIP・SWIPコンポジット等の改造バリエーシュンがある。


A-6F

電子機器を更新し、さらにJ-52エンジンをF404-GE-400Dに換装した型。

冷戦が終結したので海軍の予算が削られてしまい、アオリを食って開発中止。


A-6G

F型の簡易型で、こちらは電子機器を更新するだけ。

やはり開発中止。

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