ボボボ、ボケェ!ごっつあん!どすこい!
セガがメガドライブ用に発売したゲーム「ああ播磨灘」で登場するエンディングムービーである。
最高難易度の横綱レベルでクリアするとスタッフロールの後に流れる。
・・・が内容は一言で表せば「力士がラップに合わせて踊りを披露する」というもので、元々このゲームは原作破壊の相撲とは名ばかりの大ジャンプや飛び道具が飛び出す格闘ゲームとなっており、操作性がかなり悪くぶっちゃけて言えばクソゲーというレッテル(当時はメガドラクソゲー四天王とも呼ばれた(残りはカース、ラスタンサーガ2、おそ松くん))を貼られたものだが、この異様なムービーだけはメガドライバーに大受けした。
擁護しておけば、原作は「大相撲で、仮面を被った横綱が土俵入りし、無敗宣言をかまして負けたらその日限りで引退、という状況で双葉山の69連勝を目指す話」という朝青龍の性格に白鵬の強さを足したような力士が主人公という無茶設定であるが、こと相撲内容に関しては割と描写がまともで、ゲームのような舞の海も霞む大ジャンプや飛び道具などは存在しない、ごく普通の相撲漫画であり、このゲーム(というかこのムービー)でしか知らない人間に原作に対する誤解を招いたのは間違いない。
ちなみにパスワードで「たいそうしようよ」と入れると、いきなりこのムービーが見れる。
なお、このゲーム、このムービーを始め、グラフィックや音楽など見どころはかなり多いのだが、いかんんせんゲーム本編がアレな内容で、開発スタッフは力の入れどころを明らかに間違ったとしか言いようが無い。