この物語は、ガンダムと、ガンプラをこよなく愛する、少年と少女達の物語。
概要
模型戦士ガンプラビルダーズの世界観を元に小説部分、キャラクターデザインをいすた氏が、プラモ製作バルド氏が共同で制作している。
ストーリー展開はプラモ狂四郎に近く、オリジナル改造はもちろん、現代におけるガンプラの表現(痛ガンプラや原作再現)やガンダムファンの現状(いわゆるガノタ)など細かく描かれている作品。
ストーリー
主人公「タタミ」は友人の「コウタ」と「ガク」と一緒に静岡駅前で公開されている1分の1スケールガンダムを見たことをきっかけに、グッズ物販で売られていた「パワードジム」を作り、様々な仲間、ライバルとその個性的なガンプラと分かり合ったり、敵対しながら成長していく物語。
キャラクター
チームフレンズ
機動 多々美 (タタミ)
本作の主人公。中学2年生。いわゆるショタ系である。
趣味は料理。
友人曰く、根っからの善人であり、作中でも異性に興味が無かったり、(そのためユリカが一晩泊まっても何もしなかった)
自分たちに悪口を言ってきたガノタ三人組と仲直りするなどかなりの素な性格であるが、
なんと本人にはその自覚がない。
そのため、クーミやユリカなどからは「天然たらし」という認識である。
使用ガンプラはパワードジム。(素組み)
武装は標準武装のハイパーバズーカ、頭部バルカンの他に、
関節がほとんど同じのジム・ストライカーのツインビームスピア、機動力不足を補うためガンダムMk-Ⅱのフライングアーマーを装備している。
だが、ガンプラバトルにおいてスミ入れや、無改造のいわゆる素組みはあまり強くない戦いに有利ではないという認識だが、タタミのガンプラへの強い思い入れや、
それが理由で途中でガンプラの声が聞えるようになり、タタミ、パワード共に力をつけていく。
神埼 雅玖 (ガク)
イケメン。タタミと同じ中学2年生。
義理人情で動くタイプでいつもは冷静沈着であり、計算高いのだが、困っていたり苦しんでいるのを見ると放っておけない性格で、特にタタミには強い思い入れがあり
・第二話でタタミのプラモデルをガノタ三人組に悪く言われた途端、キレる
・第五話で「タタミがクーミに女装されされているのでは?」というユリカの推理に「うらやま―、非常識な事を、させてたまるか!!」と発言している
友情を超えた何かがあるらしい。
だが、FAZZのパーツは磁石で接続されており、フルアーマー・ガンダムのように装甲パージすることが出来る。(元々FAZZとZZは全くといっていいほどベツモノで、作中では原作崩壊という供述がある。)
佐藤 幸太 (コウタ)
中学2年生で大仏顔。おまけにオタク。
何か興奮すると服を脱ぎ捨てるという変わった特性を持ち、よく友人にチョップされたりしている。
だが、その反面従兄弟の面倒を見ており、お兄さん的な面がありよくミナモをサポートしたり、一緒に買い物に行ったりとミナモとは友好的な関係を築いている。
使用ガンプラはケルディムガンダム…なのだが、
鶴の恩返しをモチーフとしたキャラクターをモチーフとしており、シールドをそのキャラクターのシールを貼るのはもちろん、(いわゆる痛ガンプラ)なんと本来格闘向けではないケルディムをそのキャラクターのように格闘戦で戦わせるなど、かなりそのキャラクターに愛がこもっているといえるだろう。
(実際、シールドで防御したら落とされていなかったのに防御しなかったりしている。
東条院 由利香 (ユリカ)
高井 久美 (クーミ)
水瀬 みなも (ミナモ)
ライバル
ガノタ三人組(デブ、メガネ、アフロ)
デブ、メガネ、アフロの3人で構成されるメンバーで、
初登場時(第二話)は、気に入らないガンダム作品は侮辱するというガンダムオタクの中でもガノタと言われる層で、タタミのガンプラをバカにしたせいで、ガンプラバトルをすることになる。
しかし、やられたあと、タタミの性格により、タタミ達に極めて友好的になり、要注意人物を事細やかに説明したり、ユリカやクーミと一緒にガンプラバトルしているのを見た時も、羨ましがらず、それどころかそれを冷やかすなどかなり大人な対応になるなど、バカにしていた頃とは見違えるほどである。
口調はデブは「~なんだな」、メガネは敬語、アフロは「NE」や「YO」などラッパー風に喋る。