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F-4EJ改の編集履歴

2013-08-31 10:25:09 バージョン

F-4EJ改

えふよんいーじぇいかい

航空自衛隊で運用されている戦闘機。F-4EJが迎撃戦闘機だったのに対し、このF-4EJ改では爆撃装備を復活させた戦闘爆撃機(支援戦闘機)として運用されている。国産対艦ミサイルASM-1/-2を運用可能。

F-4EJ改とは

航空自衛隊で運用されている、F-4の改修版。

日本ではF-4の爆撃装備を排除し、より純粋な迎撃戦闘機として運用してきたのだが、F-15Jの採用とともにその座を明け渡すことになった。


F-4EJ改はそうして手すきになった機体の中でも「痛み」の少ないものを選び、

・耐用年数延長(機体の補強し直し)

・戦闘能力向上(電子機器入れ替え)

を目的とした改造を施した。それがF-4EJ改である。

三沢や百里など、全国の航空隊に配備された。


なお、2008年より退役が始まっている。

しかし、本来は同年より後継機の導入が始まる予定だったのだが、選定がもつれにもつれた挙句、少なくともあと5年は完成しないF-35が選ばれたため、なおも運用期間を延長される予定。


F-4EJ

1966年、F-86F戦闘機の後継として選定され、1971年より導入・運用が開始された。以来40年以上に渡って日本の空を守り続けてきた。

かつては主力戦闘機として日本の防空を担ってきたが、現在はF-15戦闘機に主力の座を譲っている。


原形機の初飛行は50年以上前と流石に性能的には現役機種の中でもかなり下の部類に入ってしまうが、その無骨でありながら流れるような曲線で構成された外観は今でも多くのファンを生みだす。愛好者はそのシルエットに古武士の面影を見る。



具体的な変更点

詳細に関してはwikiによると、


・セントラルコンピュータとしてJ/AYK-1搭載による、兵装システムの統合とASM-1/ASM-2空対艦ミサイル運用能力の獲得。無誘導爆弾による対地攻撃能力の付与

・APQ-120レーダーをAPG-66J(F-16A/Bで使用のAPG-66改造型)に換装し、目標探知距離を80nmまで延伸した上、ルックダウン・シュートダウン能力(下方低空の目標を探知・攻撃する能力)を改善

・F-15J用の誘導指令装置を追加し、APG-66J搭載のみでは失うAIM-7空対空ミサイルの運用能力を維持

・レーダー警戒装置(RWR)をJ/APR-6に更新

・AN/ASR-63 アナログ式慣性航法装置をデジタル式のJ/ASN-4に更新。誤差を1/3に改善

・IFF質問装置AN/APX-76Aを搭載

・AN/ASC-26 光学照準機をカイザー社製ヘッド・アップ・ディスプレイ (HUD) に変更

・レーダーディスプレイはJ/AVQ-3

・AN/ALQ-131 電子戦装置搭載能力の追加

・HOTAS概念の導入


平たく言うと、電子機器をあらかた新しいものに入れ替え、コクピットを改修して能力を発揮しやすくなった。爆撃能力も復活しており、ASM-1・-2による対艦攻撃能力も付け加えられている。

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